回収モデム大量廃棄、NTTに検査院が「再利用できた」2008年10月2日18時11分印刷ソーシャルブックマーク NTT東日本と西日本がブロードバンド(高速大容量)通信の契約者に貸し出していた機器を回収した際、再使用できるものを大量に廃棄していたことが会計検査院の調べでわかった。検査院は「廃棄した機器の代わりに購入した新品の代金は無駄だった」として、両社に対し07年度の1年間で13万個分、計4億円を節減できたと指摘した。 両社は、国が持ち株会社に出資しているため、会計検査院の検査対象になっている。 廃棄していたのは、既存の電話回線を使ってコンピューターをインターネットに接続するADSL(非対称デジタル加入者線)サービスを利用する際に使うモデム(変復調装置)という機器。契約者はサービス事業者から借りるか、自分で購入している。 検査院やNTT東西によると、サービス解約などにより契約者から回収した