体重測定のために一時的に水から出された、重量約300キロの巨大エイ。地元の人たちと科学者が頻繁に水をかけながらすばやく計測を行った後、魚は川に戻された。(PHOTOGRAPH BY S. OUNBOUNDISANE, FISHBIO) カンボジア北部のメコン川に浮かぶコー・プレア島の漁師モウル・トゥンさんがその巨大エイを釣り上げた時、これまで見たことがないほど大きいことは確信した。しかし、世界最大の淡水魚として記録されるとまでは予想していなかった。 「これは危機的な状況にある巨大エイが、まだ存在していることの証拠です」と、米ネバダ大学リノ校の魚類学者で、ナショナル ジオグラフィックのエクスプローラーでもあるゼブ・ホーガン氏は言う。氏は約20年にわたって巨大淡水魚の記録を続けてきた。 ナショナル ジオグラフィック協会が支援するホーガン氏の巨大魚探索計画「メガフィッシュ・プロジェクト」は、20
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