八王子市役所に設けられた高齢者を対象とした新型コロナウイルスワクチンの接種会場=東京都八王子市で2021年4月12日午前7時52分、大西岳彦撮影 65歳以上の高齢者に対する新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が12日、始まった。全国で約3600万人が対象だが、当初のワクチン供給量が少ないため、国から第1陣の配分を受けたのは全市区町村の1割弱にとどまる。多くの自治体は高齢者接種の本格化を5月の大型連休以降と見込み、当初は集団感染のリスクが高い高齢者施設の入所者を優先する自治体も多い。全国最多の300万人強の高齢者が対象となる東京都では同日午前、八王子市で接種が始まった。 【図解でわかる】各社のワクチンの特徴は? 国内では2月に米製薬大手ファイザーの新型コロナワクチンが承認され、医療従事者らの接種が始まっている。市町村が主体となって住民向けに行う接種は今回が初めてとなる。新型コロナの感染拡大