岡田さんはこのパンフレットの問題点を、こう解説する。 「警察のパンフレットが『自分の身は自分で守る』というのはどういうことでしょうか。これでは誰も守ってくれないというメッセージとして、伝わりかねません」 「しかも、身を守るための具体例として書いてあるのが、窓を開けっ放しにするな、暗い夜道を一人で歩くな、スマホを使いながら歩くな……。常に実践するのは不可能です」 「これでは、アドバイスとして役に立たない。それどころか、あなたはxxをしていなかったからダメなのだと、被害者を責めることになりかねません」 「このパンフレットは、見知らぬ人から被害を受けることを想定して、書かれています。しかし、実際には知人からの被害も多い。『性犯罪を防ぐ』と言う以上、性犯罪の全体像を伝えたうえで、より具体的で実現できる防犯行動に繋げていく必要があると思います」 2014年の内閣府のアンケート調査によると、「異性から
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