大阪・花園ラグビー場で開催されている全国高校ラグビーで、1日の3回戦で流通経大柏(千葉)に敗れた大工大高(大阪第3)の野上友一監督(49)が2日、試合の判定を不服として辞任した。福谷厚コーチ(37)が後任の監督となる。大工大高を13度花園へ導いた名将は3日、関西ラグビー協会の太田始レフェリー委員長に対し、文書に画像を添えてフェアな判定の徹底を訴える。 1日の試合で大工大高は、オフサイドでないプレーを反則にとられるなど、ルールにのっとったはずのプレーをことごとく反則とされ、流れを失った。同高の分析によると、同高に対して少なくとも7つのミスジャッジがあった。また流通経大柏の反則9つが見逃された。 野上監督は、普段から生徒に対して審判への不服を口にしないよう指導していることもあり、当日は抗議しなかった。 しかし1日夜の解団式で、SO新里前主将(3年)が泣きじゃくって謝ってきた姿に、気持ちが動いた