毎年この時期になると、恒例行事のようにテレビで放映されるアニメ『火垂るの墓』。本日もまた、金曜ロードショーで放送されているのを見て「ああ、夏だなあ」と感慨に耽る今日この頃です(笑)。 本作は、『ナウシカ』『ラピュタ』でプロデューサーを務めた高畑勲の、ジブリにおける第一回監督作品である。公開当時は『となりのトトロ』と同時上映だったが、『トトロ』の後にこれを見せられた子供たちは狂ったように泣き叫び、一緒に見たお母さんは顔面蒼白。 劇場はちょっとしたパニック状態となり、『はだしのゲン』をしのぐトラウマ作品として、いまだに語り草となっているほどだ。以来、『トトロ』と『火垂るの墓』は、「絶対にやってはいけない二本立て」として日本映画史上に名を残す事になったのである。 高畑勲と言えば、『母をたずねて三千里』や『赤毛のアン』などいわゆる”名作アニメ”の人と思われているようだが、その本質は表現上の実験に挑
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