タグ

ブックマーク / sandalaudio.blogspot.com (6)

  • Yamaha YH-5000SEヘッドホンの試聴レビュー

    ヤマハのヘッドホンYH-5000SEを試聴してみたので感想を書いておきます。 YH-5000SE平面振動板の開放型ヘッドホンで、2022年12月登場、価格は約50万円というハイエンド製品です。最近はこの価格帯で主に海外からのライバルが多いので、新参のヤマハがどれくらい健闘しているのか気になります。 ヤマハオーディオにおけるヤマハというのはかなり謎の多いメーカーです。 一般的にはヤマハというと楽器やプロオーディオのメーカーというイメージがありますが、私のようなCD世代の人にとって、ヤマハは家庭用の据え置きオーディオ機器でも結構名を馳せていた印象があり、私自身、子供の頃自宅にあったNS10Mモニタースピーカーで相当音楽を聴きましたし、初めて自分で買った格的なオーディオ機器も中古のCDX-640 CDプレーヤーだったなど、かなり身近な存在でした。 その後私はオーディオ機器を解体修理するようにな

    Yamaha YH-5000SEヘッドホンの試聴レビュー
  • ゼンハイザー HD820 ヘッドホンの試聴レビュー

    2018年7月発売で、価格は約30万円、ゼンハイザー最上級の開放型ヘッドホンHD800・HD800Sをベースに作られた密閉型ヘッドホンということで注目を集めています。 このHD820というヘッドホンは、デザインや機能的にはHD800とほぼ同じなので、実はあまり書くことがありません。 HD800はヘッドホンマニアなら誰でも聴いたことがある定番中の定番ヘッドホンなので、あえて紹介は不要でしょう。2009年に発売された当初は、未来感あふれる奇抜なデザインと、約16万円という当時としては非常に高価な発売価格に驚かされましたが、それ以降も最高峰ヘッドホンとして常に頂点に君臨してきたモデルです。2016年には、新たに黒いボディと音響チューニングが微調整された実質後継機の「HD800S」が発売され、これも好調に売れています。 HD800の発売以降、さらに高価格な富裕層向けヘッドホンが続々現れていますが、

    ゼンハイザー HD820 ヘッドホンの試聴レビュー
  • Austrian Audio Hi-X65 ヘッドホンのレビュー

    2021年11月発売、約5万円の開放型ヘッドホンです。以前Hi-X55という密閉型を購入したのが結構良かったので、それの開放型が出たということで気になって買ってしまいました。 Hi-X65このブログを読むような人ならすでにご存知かと思いますが、Austrian Audioは名門AKGの流れをくむ欧州オーストリアの新興プロオーディオメーカーです。数年前にAKGがサムスン傘下に吸収されてウィーンの社工場が閉鎖された際に、現地スタッフの多くが集合して近場に新たなオフィスを設立したという流れで、このヘッドホンもオーストリアの社工場製です。 単純に往年のAKGのネームバリューを利用した模造品を作るのではなく、心機一転の再スタートとして、プロの現場の最先端に積極的に関わっていくスタンスを重視しているようで、これまで斜陽の社内ではOKが出なかった様々なアイデアを実践しています。AKGの流れをくむ新興

    Austrian Audio Hi-X65 ヘッドホンのレビュー
  • ヘッドホンアンプの出力とか、インピーダンスについて(後半)

    ヘッドホンアンプのパワーについて、前半からの続きです 前半 → http://sandalaudio.blogspot.com/2016/07/blog-post.html 後半は、最近よく注目されている、ヘッドホンのインピーダンスと、アンプの出力インピーダンスについてちょっと触れてみます。 よく、どんなにパワフルでも、たかがDAPでは大型ヘッドホンを鳴らしきれないとか、据え置き型ヘッドホンアンプは出力インピーダンスが高いため、BA型IEMと相性が悪い、なんて言われています。 前半で見てきたヘッドホンアンプの電圧・電流出力限界と合わせて、アンプ選びの参考になると幸いです。 アンプの出力インピーダンス これまで見てきたグラフでは、アンプはボリュームを目一杯に上げてしまうと 、最大電圧の上限(音量の頭打ち)か、電流不足(ヘッドホンのインピーダンスが低すぎる)という二つのリミットがあることがわか

    ヘッドホンアンプの出力とか、インピーダンスについて(後半)
  • ヘッドホンアンプの出力とか、インピーダンスについて(前半)

    ヘッドホンのインピーダンスが高いと鳴らしにくいとか、アンプの出力インピーダンスは低いほうが良いとか、色々言われていますが、実際のところどんなものなのか、簡単なポイントをちょっとまとめてみました。 アンプの「音質」というのは、パワーの一言だけで決まるほど単純明快なものではないですが、それでもパワーは重要な要素のひとつです。とくにカタログスペックを見ただけでは案外わかりにくいものですし、誤解されがちです。 メーカー側も、あまり自慢できない部分はカタログスペックから巧妙に隠していたりしますし、逆に、リスナーが一辺倒な偏見を持っていては、メーカーが言わんとしているコンセプトが伝わらなかったりします。そのへんをちゃんと深読みできるようになれば、メーカーごとのポリシーや技術レベルなど、意外な側面が見えてきたりします。 世の中のヘッドホンアンプ そもそもアンプの役割とは、電圧と電流を増幅することです。よ

    ヘッドホンアンプの出力とか、インピーダンスについて(前半)
  • Bowers & Wilkins (B&W) P7 & P5 Series 2 ヘッドホンのレビュー

    英国のスピーカーメーカー名門Bowers & Wilkins(B&W)のヘッドホン「P7」と「P5 Series 2」 のレビューです。 どちらのヘッドホンも高級志向のデザインで、ポータブルでありながらプレミアムな音楽体験を味わえるというハイエンド商品です。全国のアップル系店舗で展示販売されているので、この手の高級ヘッドホンの中では比較的よく目にする商品だと思われます。 デザインだけではなく音質も素晴らしいので、この二機種を比較してみようと思います。 B&Wは英国でオーディオスピーカーを作っているメーカーで、およそ50年もの歴史を誇る老舗です。英国といえばKEFやTannoy、Spendor、ProAc、Harbethなど名前を挙げればきりがないほど無数の名門スピーカーブランドが存在しますが、その中でもB&Wはハイエンドからカジュアルなホームシアター目的まで幅広く商品を展開している大手メー

    Bowers & Wilkins (B&W) P7 & P5 Series 2 ヘッドホンのレビュー
  • 1