対象OS:Windows 2000/Windows XP/Windows Server 2003/Windows Vista/Windows Server 2008 解説 現在のx86アーキテクチャのCPUでは、ハードウェア的には36bitの物理アドレス空間(64Gbytes)をサポートしている。元々のx86アーキテクチャでは32bitの物理アドレス空間(4Gbytes)しかサポートされていなかったが、Pentium Pro以降では、PAE(Physical Address Extension、物理アドレス拡張)やPSE(Page Size Extension、ページ・サイズ拡張)といった技術を導入することにより、4Gbytes以上のメモリがサポートされている。だが32bit版の(主にクライアント向けの)Windows OSでは、基本的には4Gbytesまでの物理メモリしか扱えないようにな
Sandy BridgeのGPUコア「HD Graphics 3000&2000」には,どこまで期待していいのか Core i7-2600K/3.40GHz Core i5-2500K/3.30GHz (Intel HD Graphics 3000) Core i7-2600/3.40GHz (Intel HD Graphics 2000) Text by 宮崎真一 単体グラフィックスカードを組み合わせる前提で行ったレビュー記事で筆者は,「Sandy Bridge一択」と評した。それほどまでに,Sandy Bridgeと呼ばれていたLGA1155パッケージ版Core i7&i5プロセッサの上位モデルには性能面でのインパクトがあったわけだ。 i7-2600K 一方,Sandy Bridgeにおける最大の特徴が,「CPUコアとグラフィックスコア,ノースブリッジ機能がシングルダイに統合されている
●ノースブリッジチップが消えるIntelとAMDの戦略 PCからチップセットが消えて行く。メインストリーム&バリューPCのメインチップは、GPUを統合したCPUとI/Oチップの2チップ構成になる。PCのシステムパーティショニングは、新しい時代に入る。この変化は、CPUメーカーのFab戦略に大きな変動をもたらす。CPUメーカーは、統合化によって先端プロセスのキャパシティを増やさせなければならないからだ。 今後2~3年で、ノースブリッジチップ(MCH/GMCH/IOH)は、ハイエンドPC以外では姿を消してゆく。伝統的なPCの「CPU+ノースブリッジチップ+サウスブリッジチップ」の3チップソリューションは消え、「CPU+I/Oチップ」2チップ構成へと移行する。 Intelは、次のCPUアーキテクチャ「Nehalem(ネハーレン)」世代からCPU側にグラフィックス統合チップセット(GMCH)機能を
Intel,主力CPUの製品名を整理し,「Core i7/i5/i3」に統一へ。「Core 2」は廃止,「Centrino」は役割変更 ライター:Jo_Kubota 北米時間2009年6月17日,Intelは,「Core」ブランドを中心に据える形でのブランド名整理を発表した。それによると,新しいCPUラインナップは,以下の3種類だ。 Core i7:ハイエンドレベル Core i5:ミドルクラスレベル Core i3:エントリーレベル この発表に合わせて,同社のコーポレート・コミュニケーションマネージャであるBill Calder氏は,Intelの公式blog「Technology@Intel」に「Intel's New Brand Structure Explained」という記事を掲載し,ここで,「3ブランドを展開するのではない」と強調。ブランドはあくまでも「Core」であり,i7やi
「AM3時代」開幕。AMD,AM3パッケージのPhenom II X4/X3を発表 ライター:宮崎真一 日本時間2009年2月9日14:01,AMDはPhenom IIシリーズの新製品として,AM3パッケージを採用したモデル, Phenom II X4 910/2.6GHz Phenom II X4 810/2.6GHz Phenom II X4 805/2.5GHz Phenom II X3 720 Black Edition/2.8GHz Phenom II X3 710/2.6GHz 計5製品を追加した。 AM3パッケージのCPUは,Socket AM2と互換性がある。Socket AM2マザーボードのうち,AM3の対応を謳う製品で利用可能だ AM3は,従来のAM2+と互換性が確保されたCPUパッケージで,ピン数はAM2+の940本から2本少ない938本。メモリコントローラはDDR3
米AMDのトリプルコアプロセッサはまだ世界で登場が待たれている状態だ。 AMDは2007年9月に、3つのコアを持つデスクトップPC向けマイクロプロセッサという独自のコンセプトを打ち出したが、Phenomのこのバージョンをいつ、どこの市場で出荷するかについては口を閉ざしたままだった。 だが、そのトリプルコアプロセッサの一端が明らかになりつつある。AMD広報はメールで、同プロセッサのPCメーカー向け大量出荷が始まったと説明。Dellは第一陣のメーカーとして(最初ではないにしても)、デスクトップPCの「Optiplex 740」にこれを採用するもようだ。 トリプルコアPhenomのスペックについて、AMD広報のジェイク・ウィットマン氏は一切コメントしなかったが、Dellの文書から判断すると、2次キャッシュは1.5Mバイトになるようだ。クアッドコアPhenomの2次キャッシュは2Mバイトだった。D
7月24日(現地時間)開催 米AMDは24日(現地時間)、加ATI Technologies買収に関する記者会見を開催した。参加したのはAMD会長兼CEO(最高経営責任者)のヘクター・ルイズ氏、社長兼COO(最高執行責任者)のダーク・マイヤー氏、ATI社長兼CEOのデイブ・オートン氏など。 会見の大半は質疑応答に費やされ、この中で、今回の買収の目的がIntelによる独占を打破することにあることや、リリース中で述べられた「GPU統合CPU」についてシングルチップ構成を検討していることなどが明らかにされた。 主な質疑応答の内容は以下のとおり。 【Q】 長期的な工場についての計画を教えて欲しい。 【A】 AMDはすでにChartered Semiconductorと提携しており、そこで製造されたCPUの出荷も開始された。ATIを買収したことで、TSMCおよびUMCというファウンダリも利用できるこ
まず、DDR2 SDRAMへの対応は、今回もっとも重要なトピックといえる。K8のアーキテクチャはCPU内にメモリコントローラを搭載することで、メモリのレイテンシを極力下げる方向性で設計されている。だがこれは、対応メモリを変更する際に、CPUの再設計が必要になるということにもなり、これはK8登場時からデメリットとして指摘されてきた点だ。 実際、Intelはおよそ2年前の2004年6月22日に発表したIntel 925X/915チップセットにおいて早々にDDR2へ移行していたことを考えると、かなり遅れた印象は感じる。 また、2005年秋ごろからDDRとDDR2の価格差が急激に縮まっており、もう半年早い投入であったなら印象も違ったのではないかと思う。もっとも、この価格差の縮小が安定していることで価格面の心配なくDDR2を選択肢として加えられる状況になっており、このタイミングでの登場は、あながち遅
今回の説明会には米国AMD社長兼最高執行責任者のダーク・マイヤー氏、同社上席副社長兼最高技術責任者のフィル・へスター氏、同社マイクロプロセッサソリュージョンズセクター コマーシャル事業部担当上席副社長のマーティ・セイヤー氏といったトップ幹部が来日。その背景として日本AMD代表取締役社長のデビット・ユーゼ氏は「AMDは日本を2番めに重要な国と見ている」と冒頭で説明。 次いでAMDのビジネス戦略についてセイヤー氏が紹介。AMDの方針が技術第一主義から顧客中心主義にシフトしてから急速に成長を遂げている状況を「11四半期連続で前年同期比20%以上の高い成長を実現し、とくに最近は2期連続四半期で70%を超えている」と述べた。 AMDの法人向け市場戦略については、2006年末までにサーバで20%、クライアントで15%のシェア確保を目標として掲げている。その実現のために現在のデータセンターが抱えるパフォ
このブランディングのメッセージは明瞭で、IntelはもうCPUブランド名でフォームファクタは規定しないということだ。モバイルとデスクトップはシームレスにつなげる。そのため、IntelはMerom/Conroe系を「ユニファイドアーキテクチャ(Unified Architecture)」と呼んでいる。 実際、Intelの事業部でも、従来のデスクトップとモバイルの垣根を越える「Digital Home Group」が設立されている。Yonah世代以降は、Intelが“公式”に、モバイル系CPUベースのデスクトップも推進する。 また、今後は、Merom/Conroeだけでなく、PC向けCPUアーキテクチャは今後も一本化すると見られる。Intelといえども、2系列のCPUを並列に開発するのは負担が大き過ぎるからだ。昨年秋のインタビューで、Intelの研究部門を統括するJustin R. Rattn
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