19年前に韓国で盗まれ、日本で売却された文化財が、持ち主の日本人によって韓国に無償で寄贈され、日韓友好の象徴として20日から一般公開されることになりました。 韓国南西部の高官の墓にありましたが、19年前に韓国人密売グループが盗掘して違法に日本に持ち出し、東京に住む日本人の美術品収集家が買い取っていました。盗品と知らなかったため所有権がありますが、韓国に返還したいという意向から、墓誌はソウルにある国立中央博物館に無償で寄贈されることになりました。 19日、博物館で高官の子孫などおよそ30人が出席して記念の式典が行われ、持ち主の等々力邦枝さんは「墓誌が日韓友好の絆として後世に残ることを心から祈っています」とあいさつしました。 博物館のペ・ギドン(※ぺ・基同)館長は「日本との関係が政治的に難しい中で文化財が返還され、友好の象徴として記憶されることを願っている」と感謝の言葉を述べました。 墓誌は保