序文「ウラニアのエロイカ」とは、ベートーヴェン作品の権威である指揮者ヴィルヘルム・フルトヴェングラーとウィーン・フィルによるベートーヴェン交響曲第3番「英雄」のレコードで、同曲の決定盤として名高い名盤です。 元々は1944年12月19日、戦時中のウィーン学友協会大ホールにおいてRPG(ドイツ帝国放送)により聴衆のいない状態で行われた放送用の演奏でしたが、戦後になってからレコード化され人々に広まったことで「ウラニアのエロイカ」はベートーヴェン交響曲第3番「英雄」の名盤として知られるようになります。 米URANIA:URLP 7095(1953年)※LPレコード「ウラニアのエロイカ」は1953年に初版が発売されて以来、現代に至るまで聴き継がれているため数多くのレコードやCDが存在するのですが、フルトヴェングラーによる戦時中の録音は複雑な経緯を辿って世に出たため、それぞれのレコードやCDが一体ど

