現場で自ら考え、動いた経験は、たとえ失敗しても成長につながる。一律をやめ、一人ひとりがやりがいを持って働けるように、議論は熱を帯びていく。 ■考慮されにくい「ムリ」 ■数字は異常を知らせるもの ■孤立する若手 ■できないことの証明ほど、消耗して、虚しくなることはない ■組合からの提案 ■自動車産業の魅力を高めるために ■当たり前も疑い、思い切って変えていくとき 第2回の労使協議会(労使協)が2月28日、愛知県豊田市の本社で開催された。 第1回で挙がった主な課題は、次の通り。「生産性や能率など一律の目標、開発日程などに縛られた働き方となっていること」、「双方向でのコミュニケーション不足となっていること」その結果として「安全をベースとした優先順位の順守、人材育成に影響を及ぼしていること」だ。 労働組合の鬼頭圭介委員長は第2回の冒頭、これらについて「トヨタの根幹を揺るがしかねない課題」とし、現場
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