プレゼン内容を聞き手にしっかり伝えるためには、聞き手のコンディションを考慮することも重要です。特に、聞き手の集中力は私たちが考えるほど長くは持ちません。聞き手が興味をもって持続して聞ける最適な時間はいったいどの程度でしょうか? 分かりやすいプレゼンの「10/20/30ルール」 この質問に対する答えとして、有名な「10/20/30ルール」というものがあります。これは「プレゼンを成功させるために、スライドは10枚以内、時間は20分以内、文字サイズは30ポイント以上でなければならない」というもので、米Appleの元エバンジェリストで現在はベンチャーキャピタリストのガイ・カワサキ氏が提唱しているものです。 拙著『結果を出して定時に帰る時短仕事術』の「すきま時間を黄金に変える15分集中法」でも集中力がどの程度持つのかをいろいろ検証していますが、私は休憩なしに持続できる集中力はおよそ15分程度だと考え