人文、社会科学に関するyuta3_21のブックマーク (8)

  • 山森亮『ベーシック・インカム入門』 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    とてもためになる。負の所得税とベーシック・インカムの差異と類似点も明瞭に解説されていて勉強になる。ベーシック・インカムが勤労インセンティブ、または賃金労働(勤労インセンティヴと等価の問題ではない)の問題とどう関連しているかが、書の中心的なテーマだろう。後者の賃金労働(の制度的前提=福祉国家の理念そのものと山森氏は指摘している)については、ベーシック・インカムの構想は、僕の考えでは理念的な意味で対立したものだと思う。 もっとも実践的な制度設計では共存可能だろうけど。これは文中でもバートランド・ラッセルがかなり明白に言い切っている、ことを山森氏は紹介している。日でも生存権の認承が、賃金労働と無縁な形で認められるべきだとする主張はあった。例えば養老年金問題に関する福田徳三と桑田熊蔵の論争を参照されたい。福田は後にラッセルの考えも自分の中でこなし、「日のラッセル」ともいわれた。 山森氏の

  • 構造主義とサイエンス - 仮想算術の世界

    こんにちは。1年ぶりくらいに東方熱が再発中の今日この頃です。最近は、最低一日一回はみょんのMADを見ないと落ち着かない体質になってしまったし、大江健三郎『同時代ゲーム』なんてもう東方の予告編にしか見えなくなっているし(ちなみに、最近筒井康隆氏がこの小説を「ゲーム的リアリズムの先駆」みたいな文脈でほめていて、さすがと思いましたが)、八坂神社の境内でぼんやり月を眺めていると、なぜだかえーりんやうどんげを幻視してしまうしで、ちょっとみょんな精神状態。 前も書いたことですが、東方というのは、外見上はゼロ年代的な作品ではまったくない。それこそ、大塚英志さんの『物語消費論』に東方論が紛れ込んでいても違和感がない程度に、80年代的だと思います(それはたとえば、『求聞史紀』や『文花帖』ののつくりを見ていても感じます。何とも懐かしい)。実際、ZUN氏の方法論は、まず世界観をちゃんとつくり、それからその世

  • 「裁判員制度――死刑を下すのは誰か」(『現代思想』10月号) - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    昨日で10月も終わってしまったのだが、『現代思想』10月号の特集は「裁判員制度――死刑を下すのは誰か」であった。非常に難しい問題だが、14も原稿が載っており、それぞれ気合いの入ったものが多かった。私としては、できるだけ多くの原稿を紹介できれば、と思っている。*1 まず、討議は安田好弘・森達也「刑事司法の死の淵から」である。安田さんは、死刑廃止論者の弁護士として有名である。オウム真理教の教祖であった麻原彰晃の弁護や、先日の光市裁判で加害者の弁護を担ったため、名前を知っている人も多いだろう。ネット上でも苛烈な批判(そして誹謗中傷)も受けている。 安田さんは、いかなる思想信条で、光市裁判の弁護を行ったのかについて、明らかにしている。それは、これまでの裁判の経験をもとに、「裁判所はこう動くはずだ」という読みにしたがっていた。奇異で無理のある主張であったとしても、裁判の過程においては、とられるべき

    「裁判員制度――死刑を下すのは誰か」(『現代思想』10月号) - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
  • サバルタンとしての加藤智大 - BLUE ON BLUE(XPD SIDE)

    今日は1日中ついったしていた。明日は外で遊ぼう。 加藤智大はサバルタンである。なぜならば、彼は社会から疎外され、ネットからも疎外され、自身の主体性からも疎外されている存在だからだ。 加藤が社会的にもネット的にも疎外されていたことについては、既に多くの語りが存在する。では、自身の主体性からも疎外されていた、というのはどういうことか。それは加藤の供述書に見られる決定的な類型性から読み取り得る。 加藤は自己がいかに社会に疎外され、ネットにおいても疎外されていたか、そしてそれはなぜなのかを語るが、そこに読み取れるのは類型的な――極一般的にネットで流布されている非モテ言説のテンプレートでしかない。そこからは白昼衆人環視の中で大量殺人を起す動機を読み取ることができない。もしそこから動機を読み取れるというのなら、非モテ言説を述べるbloggerのほとんどは大量殺人者予備軍であることになるが、もちろん、そ

    サバルタンとしての加藤智大 - BLUE ON BLUE(XPD SIDE)
  • 404 Blog Not Found:法律もsubversionで書けばいいのに

    2007年11月30日22:45 カテゴリTaxpayerCode 法律もsubversionで書けばいいのに お二人とも、ちょっと待っておくんなせえ。 レジデント初期研修用資料: 法律の人達は神様でも裁いてればいいんだと思う 1. 法律家は「国民はこうあるべき」という仕様書を作って、経済学者に渡す 法律家≠政治家 | bewaad institute@kasumigaseki1. 政治家は「国民はこうあるべき」という仕様書を作って、経済学者に渡す 0. が抜けている上に、「こうあるべき」があべこべなままじゃありませんか? 国民としてリストを書き直すと、こうなった。 国民は、政治家に対し「国家はこうあるべき」という要望を上げる 政治家はそれを元に「国家はこうあるべき」という仕様書を作って、経済学者に渡す 経済学者は仕様書をもとにして、それを実装するための設計図を起こす 法律家は経済学者が考

    404 Blog Not Found:法律もsubversionで書けばいいのに
  • 市民のための環境学ガイド 時事編 安井 至

    メッセージの送り先: Facebookにご登録いただき、メッセージをお送り下さい ページへのリンクはご自由に。歓迎します。できるだけ、「表紙にリンク」をお願いします。 「ドローダウン」のご紹介 03.14.2021 お知らせ:このトップページの容量が、どうやら、JUSTシステムのソフトの容量を超したようで、 編集不能になりました。このページは、このまま維持しますが、今後、新規の記事は、Facebookの Private Groupである「環境学ガイド(yasuienv)」にやや短めの記事として書くことといたします。 ご了承いただければ幸いです。3月21日にFacebookにてお待ちします。 旅行記への目次ページを公開することにしました。旅行記、撮影した写真、などなどの目次 ホームページは個人(1名のみ)によって運営されております。所属機関や研究プロジェクトとしての公式見解では有りません

  • OP・EDにダンスがあるアニメ一覧 ―アニメキャラが踊ってるのを見て「これなんてハルヒ?」と脊髄反射して恥をかかない用心のために

    コマーシャルの幻想性についてのメモ ある商品についての宣伝、コマーシャルというものは「この商品には買う価値がある」というメッセージである。直接的にせよ、間接的にせよ、逆説的にせよ、とにかく「価値がある」という説得を受け手に呑み込ませたら勝ちとなる。 そして、そのメッセージは「こういう価値がある」「こういう良い事がある」という機能的な説明を、具体的なエピソードの表象に乗せることで呑み込みやすくなっている場合が多い。 問題は、多くのコマーシャルがその「こういう」のところで商品の機能を越えた幻の恩恵を期待させようと

    OP・EDにダンスがあるアニメ一覧 ―アニメキャラが踊ってるのを見て「これなんてハルヒ?」と脊髄反射して恥をかかない用心のために
  • 経済学的思考のセンス―お金がない人を助けるには中公新書: 本

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