【コラム】 吉田奈緒子|“ギフト”がつくる循環 アイルランドの「カネなし男」が引き出した、ローカルな経済圏の可能性
女子W杯オーストラリアとの準々決勝の後半39分、川澄奈穂美からのアーリークロスに右足で合わせた大儀見優季のシュートを外した後の表情に驚いた人は多いはず。その異質な表情は記者席からもはっきりと見てとれた。 決定機を外した直後でありながら天を仰いで悔しがるのではなく、凛とした表情の中には少し満足気な要素も垣間見えた。大儀見は次のようにそのシーンを振り返る。 「もちろん、決めるべきボールだったとは思いますけど、実際この大会を通してあそこからアーリークロスが初めて上がってきたのでそれに対する驚きの方が大きくて。頭でいけば良かったかなと後で映像を見て思ったんですけど、体が自然に反応して足でいっていました。あそこから(クロスが)入ってきたというのはかなり大きくて、その手応えがあったから別に悔しがることもなかったし、次への可能性としてはかなり大きなものを残せたと感じています」 トップアスリートらしく大儀
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