社内広報には、様々な意義がある。(1)企業理念やビジョンの浸透・維持、(2)経営情報の共有、企業目標の認識・実行、(3)職場間の相互理解、(4)企業の活性化・意識改革・モチベーションの向上、(5)社内の風土・文化の醸成、(6)企業と社会の信頼関係構築への啓発(コンプライアンスの徹底やリスク管理なども含めて)などである。これらの最終的な目的は、従業員一人ひとりが社会の一員としての役割を果たすために必要なマインドの醸成と企業の持続的な発展といえよう。 社会とよりよい関係をつくり、企業の姿・方向性を正確に伝え、社会の声をきちんと自社に反映し改善していく双方向のコミュニケーション。これらを実践するためにも、従業員全員が共通の認識のもと、行動しなければならない。そのために社内広報の果たす役割はテレワークなどが普及したコロナ禍では、一層重要なものになっている。 身近な例で考えても、取引先として接した社