この前読んだ本に面白いことが載っていた。 「地方出身者がUターンするかどうかは、その人が長男か否かということ以上に、 『配偶者が同郷か否か』に左右される」傾向にあるらしい。 (長野県・宮崎県の実地調査を元に集計) 言われてみれば、確かに腑に落ちる。 たとえば、主人が宮崎県、奥さんが神奈川県、という場合、 「宮崎県にUターンしたい」と主人が言い出しても、なかなか奥さんを説得しづらく、 そのまま首都圏に居座りがち。 のみならず、主人が宮崎県、奥さんが山形県という場合でも、 宮崎へUターンするでもなく、山形へUターンするでもなく、 そのままズルズル首都圏に居座りがち。 その点、「主人も奥さんも宮崎出身」であれば、宮崎での仕事確保の問題は兎も角、 「家庭内の説得作業」という点では、ハードルが1つ減る格好になる。 ということは、首都圏への若年世代流出に悩む各地方の県人会は、 「同郷同士のお見合いパー