芸術の分野で優れた業績を挙げた人に贈られる、文化庁の「芸術選奨文部科学大臣賞」に、映画監督の是枝裕和さんなど18人が選ばれました。 今年度の芸術選奨文部科学大臣賞に選ばれたのは、次の方々です。 ▽演劇部門は、文楽人形遣いの吉田和生さんと、俳優の吉田鋼太郎さん。 ▽映画部門は、映画監督の是枝裕和さんと、プロデューサーの鈴木敏夫さん。 是枝さんは、平成16年の映画「誰も知らない」で独自の演出手法を確立し、去年公開された「そして父になる」など、現代社会の重いテーマを取り上げながら普遍性の高い解釈で幅広い関心を集めてきたとして、現在の映画界ではけうな存在だと評価されました。 また、鈴木さんは、スタジオジブリのプロデューサーとして上質で娯楽性の高いアニメーション映画を長きにわたって製作し、世界中に日本のアニメ映画のすばらしさを伝えたと高く評価されました。 ▽音楽部門では、清元節三味線方の清元美治郎さ