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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/masuji622 (9)

  • 最終回を語れ!~【シャーマンキング】編 - 紫の物語的解釈

    漫画ゲーム・アニメ等、さまざまなメディアにひそむ「物語」を抽出して解釈を加えてみようというブログです。 ある作品の最終回を取り上げて徹底的に語るコーナーです。 今回は『シャーマンキング』の最終回について語ります。 コーナーの性質上ネタバレ全開となりますので未読の方はご注意ください。 週刊少年ジャンプにて6年以上にもわたって連載された 長寿連載作品ですが、連載末期はアンケート順位も低迷し、 あえなく打ち切りによる最終回を迎えました。 その終わり方のインパクトたるやなかなかのもので、 当時はちょっとした話題になったものです。 今回は、そのあたりのことに触れつつ、 のちに完全版にて真の最終回を迎えるまでを 追ってみようと思います。 では、どうぞ 最終回直前まで 『シャーマンキング』は、500年に一度行われる 世界中のシャーマンの中から星の王を決めるという 「シャーマン・ファイト」と呼ばれる大会

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  • 打ち切りさんいらっしゃい! 【密・リターンズ!】 - 紫の物語的解釈

    漫画ゲーム・アニメ等、さまざまなメディアにひそむ「物語」を抽出して解釈を加えてみようというブログです。 打ち切りマンガにスポットを当てて、その魅力を紹介する 「打ち切りさんいらっしゃい!」のコーナーです。 前回は『ガン・ブレイズ・ウエスト』で記事を書きましたが、 今回は八神健先生の『密(ひそか)・リターンズ!』を紹介します。 週刊少年ジャンプに1995年~1996年まで連載されていた この作品ですが、個人的にものすごく思い入れのある作品で、 それだけに打ち切り(というか後半の展開)が残念でした。 その辺りにも触れつつ、記事を書いてみようと思います。 では、どうぞ 『密・リターンズ!』概要 高校教師である、主人公・端島 密(はしじま ひそか)は、 元教え子で、現・同じ高校の教師を務める星崎 理都(ほしざき りと)に プロポーズをします。 二人は相思相愛であり、もちろん理都はこのプロポーズを

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  • 【地獄先生ぬ~べ~】はジャンプ打ち切りサバイバルをこう乗り切った![後編] - 紫の物語的解釈

    漫画ゲーム・アニメ等、さまざまなメディアにひそむ「物語」を抽出して解釈を加えてみようというブログです。 「中編」からの続き 作戦名「いろいろやろうぜ!」 アニメの放映が終了し、人気が急落することを恐れた真倉先生は 色んなパターンの話を試してみようと必死になります。 アニメ化されると人気がどーんと上がるけど、 終わると同時に人気が急落し、連載終了になる というのは業界内でまことしやかに囁かれている怖いウワサです。 そりゃもう、必死になるでしょう。 アニメ放映終了直後にジャンプに掲載された185話「救出!」の巻です。 銀行強盗に巻き込まれたぬ~べ~クラスの生徒を助けるため、 ぬ~べ~が強盗相手に大立ち回りを繰り広げます。 普段、霊や妖怪を相手にしているぬ~べ~が人間を相手に戦う異色作となります。 映画『ダイ・ハード』をモチーフにしたそうです。 今までにないパターンをいろいろと試そう! という

    【地獄先生ぬ~べ~】はジャンプ打ち切りサバイバルをこう乗り切った![後編] - 紫の物語的解釈
  • 【地獄先生ぬ~べ~】はジャンプ打ち切りサバイバルをこう乗り切った![中編] - 紫の物語的解釈

    漫画ゲーム・アニメ等、さまざまなメディアにひそむ「物語」を抽出して解釈を加えてみようというブログです。 「前編」からの続き えーと、まずお詫びです。 当初この記事はアニメ放映前を前編、放映後を後編とする予定でしたが、 思いのほかアニメ放映中のネタが豊富で、後編にまとまり切らなくなったため アニメ放映中のネタを「中編」として今回書きます。 では、中編始まります アニメ化の話、来る! 両先生にとっての願望であったアニメ化の話が来たのは、ちょうどぬ~べ~人気絶頂の頃でした。 特に原作の真倉先生はアニメ化願望が強く、アニメの話が来る前から勝手に頭の中で オープニングのイメージを作っちゃってたほどだったそうです。 『ぬ~べ~』のタイトルロゴも、アニメっぽいものを意識して真倉先生が原案したのだとか! タイトル自体も非常にアニメ向きであり、「漢字四文字+主人公の名前」というのが もっともアニメっぽいタ

    【地獄先生ぬ~べ~】はジャンプ打ち切りサバイバルをこう乗り切った![中編] - 紫の物語的解釈
  • 【地獄先生ぬ~べ~】はジャンプ打ち切りサバイバルをこう乗り切った![前編] - 紫の物語的解釈

    漫画ゲーム・アニメ等、さまざまなメディアにひそむ「物語」を抽出して解釈を加えてみようというブログです。 【地獄先生ぬ~べ~】は、『ドラゴンボール』『幽遊白書』『スラムダンク』などが 連載されていた、いわゆる「ジャンプ黄金期」に連載が始まり、それから約6年にも 渡り連載が続いた作品です。 黄金期を生き延びて連載が続いた作品なので、安定した人気を誇った印象がありますが、 実際には人気のふるわなかった時期も度々あり、何度か打ち切りの危機に さらされたようです。 文庫版のおまけ「メイキング・オブ・ぬ~べ~」では、アンケート低迷のたびに あれこれとてこ入れを考え、なんとか打ち切りをしのいできた様が語られます。 今回は、「メイキング・オブ・ぬ~べ~」を参考に、【地獄先生ぬ~べ~】という 作品が、いかにしてジャンプ名物・打ち切りサバイバルレースを生き延びたのかについて 迫ることにします。 では、どうぞ

    【地獄先生ぬ~べ~】はジャンプ打ち切りサバイバルをこう乗り切った![前編] - 紫の物語的解釈
  • 【るろうに剣心】弥彦の物語を追う[第二幕] - 紫の物語的解釈

    漫画ゲーム・アニメ等、さまざまなメディアにひそむ「物語」を抽出して解釈を加えてみようというブログです。 前回からの続き 剣心、京都へ ある日、神谷道場を一人の警官が訪れた。 その男は、かつて血風吹き荒ぶ幕末の京都で、当時人斬り抜刀斎と呼ばれていた剣心と 幾度も死闘を繰り広げた元新撰組の男・「斉藤一」であった。 斉藤は剣心に幕末以来の戦いを挑む。 二人の戦いは鬼気迫るもので、今まで弥彦が目撃してきた剣心の戦いとは一線を画していた。 「これが・・・幕末の闘い・・・」 その場にいた全員が息を飲むほどの迫力ある戦いだった。 どちらかが死ぬまで続けられるかと思われた死闘であったが、 意外な人物の登場により、幕が引かれることとなる。 明治政府内務卿「大久保利通」。 弥彦は知らなかったが、明治維新を成し遂げた中心人物の一人である。 斉藤一は大久保によって剣心の力量を測るために遣わされていたのだった。

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  • 【るろうに剣心】弥彦の物語を追う[第一幕] - 紫の物語的解釈

    漫画ゲーム・アニメ等、さまざまなメディアにひそむ「物語」を抽出して解釈を加えてみようというブログです。 明神弥彦(みょうじんやひこ)は、【るろうに剣心】に登場する少年剣士である。 るろ剣の主人公・緋村剣心に憧れ、その背中を追う少年として描かれる弥彦。 無敵の殺人剣・飛天御剣流をふるう剣心に対して、弥彦は神谷活心流という「活人剣」で 強くなる道を歩む。 るろ剣の物語の中で、主人公・剣心が自らの「過去」に対して向き合っていくのに対し、 弥彦は「未来」を象徴するキャラクターとして描かれる。 今回は、そんな弥彦の物語を追ってみる。 東京府士族・明神弥彦 弥彦は明治元年、士族の家に生まれた。 士族といっても父親は三十石ばかりの貧乏御家人で、弥彦が生まれて間もなく彰義隊に加わって戦死。 母親は弥彦を育てるために遊郭で働いたが、やがて病で亡くなってしまった。 孤児となった弥彦は東京のヤクザに拾われ、ス

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  • 【地獄先生ぬ~べ~】文庫版おまけ「メイキング・オブぬ~べ~」が面白い[後編] - 紫の物語的解釈

    漫画ゲーム・アニメ等、さまざまなメディアにひそむ「物語」を抽出して解釈を加えてみようというブログです。 前回の続き 27話「宇宙人、童守町に現る!」は、なんとぬ~べ~全話を通して1,2を争うほどの不人気だったそうです。 「宇宙人だって妖怪だ!」というスタンスで描いた作品だということですが、どうしてここまで不人気だったんでしょうか。 そんなに悪い話じゃないのにどうして?という疑問に、真倉先生は当時を分析します。 当時は宇宙人はまだSFの分野だった。オカルトとして心霊現象と同列にあつかうようになったのは 「X-ファイル」以降なので、読者の常識がまだそこまで行っていなかった、つまり世に出るのが早すぎた話 だったのではないか、と…。 28話「三匹が斬る!」から、ぬ~べ~の担当編集者が変わりました。 もともと【ぬ~べ~】の他に【BOY】も担当していた「S木氏」という担当が新連載を起こしたために、

    【地獄先生ぬ~べ~】文庫版おまけ「メイキング・オブぬ~べ~」が面白い[後編] - 紫の物語的解釈
  • 【地獄先生ぬ~べ~】文庫版おまけ「メイキング・オブぬ~べ~」が面白い[前編] - 紫の物語的解釈

    漫画ゲーム・アニメ等、さまざまなメディアにひそむ「物語」を抽出して解釈を加えてみようというブログです。 最近、【地獄先生ぬ~べ~】の文庫版を買いそろえ始めました。 地獄先生ぬ~べ~は、1990年代にジャンプで連載された妖怪退治モノの学園コメディ作品です。 小学校教師である「ぬ~べ~」こと鵺野鳴介が霊能力と鬼の手を使用して、あるときは退治を、 またあるときは対話を試みて妖怪が引き起こすさまざまな事件を解決していきます。 基的に一話完結のスタイルをとっており、話によってテイストが毎回変わります。 グロテスクなシーンやお色気シーンなど、絵的にもバラエティに富んでいた作品でした。 今回、文庫版で読んでみて、おまけの「メイキング・オブぬ~べ~」がなかなか面白かったので 以下に紹介してみます。 メイキング・オブ ぬ~べ~ 「メイキング・オブ ぬ~べ~」は、話と話の間の空きページを使って、原作者の真

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