DeNAのOpenStackインフラ運用を担当している窪田です。 最後にご紹介するのはSDS Cephについてです。採用の背景と、これまで運用していく中で直面したパフォーマンスの問題、それをどのようにシューティングしたのかについてご紹介します。 採用の背景 第一回の小野の記事 で、Ceph導入によって実現されたこととして、OpenStackとの連携、ストレージプールの外部化、ライブマイグレーションを取り上げました。実のところこれらのことはCephでなくても近年リリースされている商用ストレージやSDSをうたうプロダクトであれば大抵できることで、これらの実現の他にも重要視していることがありました。 決め手となったのはOSSプロダクトであることです。OSSだとなぜいいのかというと、ソースコードが公開されていることによって、やろうと思えばソフトウェアの振る舞いを詳細に把握することが可能ですし、そう