羽生結弦は本番でまた頭を打ったら致死率50%だった!? スポーツ界全体で脳震盪と競技禁止の厳しいルール作りを! フィギュアスケートの羽生結弦選手が頭の怪我をおして試合に出場したことの是非が、話題になっています。特に、脳震盪(のうしんとう)が疑われたのではないかということ、その状況で選手を出場させて良かったのか、ということが議論の焦点です。映像で見ると、たしかに脳震盪を疑ってもよかったのではないか、と思われる場面もいくつかあります。 しかし、実際に現場で競技を止めさせることができたかどうか、というのはまた別の問題です。理由の1つは、脳震盪が一部のスポーツ関係者を除いて非常に認知度の低い病態であること、もう1つは、厳密なルールがない限り、関係者がその場で判断を下し、中止命令を出すことがとても難しいことです。 私は自身も剣道をたしなむスポーツ医であり、大会救護などの現場で頭をぶつけた方を診ること