ヤマハの新型250ccスポーツバイク『YZF-R25』は「毎日乗れるスーパーバイク」がコンセプト。車体に注目してみると、スポーツ性と日常性を高次元で両立させた設計となっていることが分かる。スポーツ性の追及において欠かせない要素を織り込みながらも、決して先鋭化させていないのだ。 となると、スポーツ潜在能力としては劣ることになろうが、決してそんなことはない。250ccクラスでのマッチング形でもあるからだ。 フレームは、鋼管製のダイヤモンドタイプで、エンジンを剛性部材として利用している。もちろん剛性も最適化。それでいて、フロントフォークは正立型ながら直径41mmという600ccクラス並みの大径で、ラインの正確性を高め、攻めた走りにも応えるものとなっている。 ホイールベースは1380mmで、かつてのクォーターレプリカ(クォーターとは1000ccの4分の1、250ccの意味)よりも大きいが、今日の6
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