一条真也です。 6月26日は「世界格闘技の日」です。1976年6月26日、アントニオ猪木はプロボクシング世界ヘビー級王者のモハメド・アリと「格闘技世界一決定戦」を行い、この試合は現在の総合格闘技のルーツとなりました。 以後の新日本プロレスでは格闘技路線がお家芸になりましたが、時代も平成になると猪木が仕掛ける格闘技路線にプロレスラー人生を狂わされる者たちも出てきました。そんな世代の証言集でもある『リングの記憶 第三世代』天山広吉×小島聡×永田裕志×中西学著(竹書房)を読みました。天山、小島、永田、そして中西の4人が、プロデビュー前後から現在までを振り返ったインタビュー集となっています。 本書の帯 本書のカバー表紙には第三世代の4人が並んだ写真が使われ、帯には「仲間として、ライバルとして同じリングでしのぎを削った4人がデビューから現在まで、各々の戦いの歴史を振り返る。彼らの言葉から浮かび上がる