【ジャカルタ(インドネシア)】インドネシア西部スマトラ島で先月、10代の少女が集団レイプされた末に殺害されるという事件が発生した。事件に対する怒りの声が国中に広がる中、ジョコ・ウィドド大統領は大統領令を通じ、レイプ犯を去勢する可能性を含めた罰則強化に動く見込み。 少女は学校からの帰宅途中に10人以上の少年に襲われた。ここ数日、インドネシアでは事件に抗議するデモ行進や、ろうそくをともした追悼会が行われてきた。 プアン・マハラニ人間・文化開発調整相は11日、少女をレイプした犯人の刑期を最大20年に拡大する大統領令をジョコ氏が近く発令するだろうと述べていた。 マハラニ氏によると、政府は去勢を含む、追加の処罰規定を大統領令に盛り込む可能性を検討しているという。これ以上の詳細は明らかになっていない。 スマトラ島の裁判所は10日に少年7人を有罪とし、少年に適用される刑期としては最長となる禁錮1