近年、ITセキュリティの重要性が叫ばれているが、この分野におけるトップクラスのエンジニアは世界でも100人に満たないと言われる。しかも、OSの脆弱性を発見できるほどの高度な技術力を持つエンジニアとなると、日本には数えるほどしかいないのが現状だ。 そんな中、MS Windowsなど著名なソフトウエアのセキュリティホールを100件以上発見し、「日本にこの人あり」と世界に名を轟かせた人物がいる。現在、フォティーンフォティ技術研究所で取締役副社長兼CTOを務める鵜飼裕司だ。 鵜飼は2003年から2007年まで米国eEye Digital Security社に在籍し、リサーチ部門のコア・エンジニアとして最先端の研究開発を経験した。2007年7月に帰国し、フォティーンフォティ技術研究所の設立に参画。日本を代表するセキュリティ界のトップランナーとして、講演やメディアでの啓蒙活動にも取り組んでいる。 鵜飼