イタリアの文具メーカーCartorama社が世界で初めて「石」から出来た紙でノートを作った。 同社の新ブラン〈Ogami〉のノートに使われている紙〈Repap〉の原料はパルプではない。主な原料は石灰岩(ライムストーン)から摂った炭酸カルシウムと人体に無害な樹脂、高密度ポリエチレンだ。パルプを使わないということは、森林資源が守れるということ。さらに、製造工程で水は使わず、漂白剤や染料も用いないため、水質汚染の心配がなく、二酸化酸素の排出量も少なくて済む。紙の質は耐久性、耐水性に優れ、インクの乾きも速い。従来の紙よりもソフトで、切断面が鋭利にならないため、横滑りをして指を切ってしまうことも少ないそうだ。紙、プラスチック、建設資材、ガラス等へのリサイクルも可能。 ノートのデザインはさすがイタリアと思わせるシンプルかつスタイリッシュなもの。ラインナップは「Professiona Collectio