町口覚さんと、手がけた写真集の数々 「写真集は、何でできている?」 2021年4月に公開されたドキュメンタリー映画「過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道」。その冒頭は、町口覚さんのシーンから始まる。王子製紙が所有する北海道の冬の森で、木の伐採に立ち会う。 「写真集って、何でできてるか知ってる?」。きっかけは、森山さんの事務所を訪ねてきた監督の岩間玄さんに、町口さんが尋ねた一言だった。 「グラフィックデザイナーは、紙がなくなると何もできない」と町口さん。ドキュメンタリー映画は、森山さんのデビュー作となる1968年の写真集『にっぽん劇場写真帖』を辿りながら、新たな決定版を作り、同時に森で育った木が紙になるまでの製紙のプロセスも浮かび上がる構成になっている。 映画には、茹でられた丸太からホカホカの湯気が上がるシーンもある。 「丸太を入れて、芋の煮ころがしみたいに茹でて、ある
小説本編よりも周辺事態のほうが格段に面白い本件でありますが、表題週刊ポストの記事に抗議し拳を振り上げたはずのポプラ社で社員の民忠が下がって叛乱、受賞レースでっち上げ&八百長のネタを各所に持ち込んで炎上という二次災害に発展しております。 本件の何が面白いのかというと、まず小説がどうしようもないほど面白くないこと、その割に舞台装置が豪華で、しかも本がしっかり売れてしまったので、貧乏純文業界の声のでかい人たちが激怒して騒ぎが拡散しているという状況そのものがコメディであり、まさに時事アートだともいえるクオリティの高さにあります。 純粋に商売で言うと、ポプラ社は騒ぎがここまで大きくなるとは思わなかっただろうけど売るための仕掛けとしては非常に効果あったというところでありまして、本屋にモノを押し込む経緯といい美談のでっち上げ方といい、巧さを感じさせる素晴らしいビジネスモデルだったと思います。 売れればい
\閉鎖予定のサイトも売れるかも?/ アクセスがないサイトもコンテンツ価値で売れる場合も… ドメインの有効期限を更新してサイト売却にトライしてみましょう
ウェブ上にオリジナルの本を作れるサービス「BCCKS(ブックス)」から、BCCKSで作ったウェブ上の本を、1コイン(500円~)で、実際の紙の本として出版できる新サービス「bccksbunko(ブックス文庫)」がスタートします。 ブックスは、ウェブ上に、雑誌や書籍、絵本や写真集、日記など、本のようなページを自由に作れるサービス。今春リリース予定の「ブックス文庫」は、ブックスで作ったウェブの本を、1冊から、紙の文庫本にして届けてくれるという、ブックスと連動した新サービスです。 また、ブックス文庫の仕組みで作られる「新しい出版」の試みとして、様々な分野で活躍する100人の著者による100冊の文庫本を、隔月で8冊ずつ発行していくプロジェクト「天然文庫の100冊」も開始。第1弾の著者ラインナップは、岡田利規、川内倫子、五木田智央、五所純子、サマタマサト、寺尾紗穂、ノニータ、花代、といった豪華な顔ぶ
「宝島30」 1993.11 前後編企画・誰も書かなかった「角川家の一族」 角川春樹 オイディプスの 昏(くら)き血脈 長男・太郎のホモ・セクハラ、弟・歴彦の追放劇、そして社長・春樹の逮捕。これら一連のスキャンダルは、一見偶然に角川書店を襲った災難かのように見える。どのマスコミも、曖昧に春樹のワンマン経営が生んだ結果と決めつけるだけで、事件を一本の線で繋ぐことはできなかった。ところが、実は、それは、60年に及ぶ「角川家の一族」という骨肉相争う大河ドラマの必然的クライマックスだったのだ!多くの人々を飲み込んできたその激流に今、初めて挑む。 「捜査事実上終わる――芸能界への波及なし」 角川春樹(51歳)の麻薬事件について、そういう見出しの記事が朝刊に載った9月20日に、この稿を書き出そうとしている私は、そうとう間の悪い人間に違いない。 もう角川春樹のコカイン・スキャンダルは事実上、終わってしま
雑誌の値段のカラクリ 雑誌に関する制作原価を調べてみました。 エロ漫画雑誌も含んでいますけど、気にしないで下さい。 なお、出版社の規模によっては値段のカラクリは違います。 ・ 雑誌は、1200万円くらいの原価がかかります。 ページが多いほど、原価が高くなります。 ・ 売り上げ総収入から、出版社の取り分は60パーセント。 流通と書店のは40パーセントと言われています。 ・ 出版社の60パーセントから、制作原価を支払います。 直接費として、印刷代、製本代、運送費・・・併せて印刷費。 そして、紙代です。 間接費として、編集者の給料やスタッフの人件費や、打ち合わせの喫茶店、電車タクシーなどの諸経費を払います。 そして、作家さんの原稿料を支払わなければいけません。 一ページあたりの平均価格は三千円ぐらい。 低めに抑えてる理由は、雑誌は儲からないのです。 ・ 雑誌の赤字の
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