四川大地震発生後、倒壊した校舎の下敷きとなり亡くなった生徒の親が現場で追悼と抗議の儀を行う光景が見られたが、現在は全面禁止となった。(写真=Getty Images、2008/5/20) 【大紀元日本6月15日】四川大地震発生から1ヶ月の6月12日、中国当局が北京市で救援活動の「英雄と模範人物」の事跡報告会を開いた。内部情報筋によれば、校舎の欠陥建築問題などの「負の報道」が全面的に禁止され、愛国精神を高揚させるため、救援活動での英雄の事跡報道が要求されている。また、現地では、警察の厳しい検問が敷かれ、外国メディアの関連取材が取り締まりを受けている。 中央宣伝部(注:メディアを監督・管理する最高政府機構)は地震発生直後、国内メディアに対し、地震救援活動における政府の重要な役割を突出・強調するための「いい影響力をもたらす報道」をするよう、内部通達した。 そのために、中国当局は被災地を開