スタンドアローン・コンプレックスとは、いったい何の事なのだろうと、ずっと考えていたのだが、Winnyの事件を契機として、ある閃きを得た。そこで、スタンドアローン・コンプレックスについて書いてみた。 Winny事件に関するブログにを読んでいて閃いたといえば、そこにあるのはP2Pの考え方である。 ●まずは、現在のネットワークと社会について考えてみる。 現在のコンピュータ・ネットワークは、極小規模なものを除き、サーバーを中心に構築されている。 大きな企業では、複数の部門サーバー(ワークグループ・サーバー)のユーザー管理は、ドメインコントローラーが一括して管理している。ネットワーク・セキュリティーのルールは、ルータやスイッチングハブで管理している。企業ネットワークの構成は、上位から下位へ行くほど、枝分かれして細分化されるピラミッド型の構造となる。 これを人間社会に例えると、難しい事を考えるまでもな