焼酎ブーム、ワインブーム、ウイスキーブーム、日本酒ブーム…。色々流行りはあるけれど、今間違いなく一番アツイのは「クラフトビール」。ブルワリーが続々とオープンし、今夏盛り上がりの絶頂を迎えそう。 ただこのビール、我々がいつも飲んでいるキリっとしたヤツと少し違う。適当に頼むと炭酸がなかったり、酸っぱかったり(好んで頼む人がいるわけだけど)と、少々びっくりするハメになることも…。そこで、“ビールの達人”藤原ヒロユキさんに、その基本から今飲むべきTAPまで、ご教授いただいた! A-“とりあえずビール”を改め、二大勢力の特徴を知るべし。 醸造に必要な酵母の働きの違いによって風味が変わってくる。発酵方法は大きく分けて2つ。酵母がタンクの上側で発酵するエールと下側で発酵するラガーだ。 エール酵母は、約16~24℃で活動し芳醇な香りを、ラガー酵母は、10℃以下で活動しシャープな味わいを生む。さらに製法や材