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ブックマーク / realsound.jp (27)

  • 結成から33年ーー筋肉少女帯・大槻ケンヂが語る“異能のヴォーカル”の矜持と、バンドの現在地

    結成から33年、インディーデビューから31年、メジャーデビューから25年、活動凍結から17年、再始動から9年ーー今の筋肉少女帯は、とても楽しそうに見える。インディーズ・ブームもバンドブームもバンドバブル崩壊もその後の時代も、もう大変に紆余曲折ありつつ活動を続けてきた、休んだりもした、そして復活もした、バンドに限らず作家やマンガ家やアイドルや芸人などなど後続のありとあらゆる表現者たちに影響を与えまくってきたこの偉大なる超ベテランバンドに対して「楽しそう」ってなんじゃそりゃ。と言われそうだが、しかし。活動休止や解散の後に再結成や再始動したバンドが、「今は大人だから」「それぞれバンドに対して客観的になれたから」と、かつてよりもはるかに健全にバンドを運営している例は、筋少以外にもいくつもある。が、その健全さがバンドそのものの音楽性や演奏そのものにダイレクトに跳ね返っていて、アルバムごとに新しい世界

    結成から33年ーー筋肉少女帯・大槻ケンヂが語る“異能のヴォーカル”の矜持と、バンドの現在地
  • 中原昌也×宇野維正 連載対談「試写状が来ない!?」第1回

    かつては映画館のアルバイトでもぎりを一緒にやっていて、その数年後、編集を手がけていた音楽誌で初めて映画のコーナーをもった時には対談の相手になってもらった。今回、リアルサウンド映画部をスタートさせるにあたっても、やはりこの人に登場願わないことには何も始まらないと思ったのです。Hair Stylisticsとしての音楽活動のかたわら、数々の文学賞に輝く著作を発表している作家にして、稀代の映画の語り手、中原昌也氏。もう誰も覚えていないと思いますが、連載タイトルは1997年から1999年にかけて『BUZZ』という雑誌で続けてきたコーナーからそのまま流用させてもらいました。今回は久々の復活第1回目ということで、2015年上半期の作品を振り返ろうと思っていたのですが……。(宇野維正) 「『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は1回だけ観たって人がいない!?」 宇野維正(以下、宇野):というわけで、映画

    中原昌也×宇野維正 連載対談「試写状が来ない!?」第1回
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    yuzuk45 2015/07/29
  • 人間椅子、なぜいま絶頂期? 兵庫慎司がその特異なキャリアを紐解く

    JUN SKY WALKER(S)の、再始動以降初のオリジナル・フルアルバム『LOST AND FOUND』(2012年)の1曲目に、“ロックの資格”という曲が入っている。「ロックは禁煙をしてはいけない ロックは痩せてなきゃいけない ロックは長生きしてはいけない ロックは怒ってなきゃ駄目だぜ」から始まって、「ロックは×××しちゃいけない」「ロックは××じゃなきゃ駄目」が延々と積み重ねられていく歌詞だ。 何それ。バンドブーム世代のおっさんたちとって、ロックってそんな不自由で窮屈なものなの? と、若いロックファンは思うだろう。でも、そうなんです。そんなふうに「××しちゃいけない」や「××じゃなきゃ駄目」でがんじがらめになった、それはもう不自由で窮屈なもんなんです、ある年齢から上の世代にとってのロックって。と、激しくジュンスカに共感したので、バンドのスタッフからご依頼いただいた推薦コメントに、そ

    人間椅子、なぜいま絶頂期? 兵庫慎司がその特異なキャリアを紐解く
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    yuzuk45 2015/07/13
  • BABYMETALが“元洋楽少年”を熱狂させる理由【海外篇】 市川哲史が海外ファンの反応を分析

    人差指と小指を立てた拳\m/はその昔、スタン・ハンセンが「ウィぃぃぃぃー!」の雄叫びとともにリング上で突き上げると、<テキサス・ロングホーン>と呼ばれた。やがてレインボー時代のロニー・ジェイムス・ディオにより、\m/はヘヴィメタル魂を象徴する<メロイック・サイン>として、全世界に定着する。 あれから40年――英仏独伊瑞墺米加墨のどこだろうが、BABYMETALのライヴ会場を埋め尽くす外国人もとい地元民みんなが掲げる\m/は、いつしか<キツネサイン>と呼ばれるようになったとさ。 めでたしめでたし。「キツネだお」 <ハイスパートな超絶技巧系轟音ヘヴィメタ・サウンド>をがっつり装着した<甘くてキュートな歌謡曲>を、<日一キレっキレの鮮やかなフォーメーション・ダンス>でキメられて、抗える奴などまずいない。いまや世界一のフィジカルエンタだ。 そんな<メタルとアイドルの「これでもか」的邂逅>に日

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    yuzuk45
    yuzuk45 2015/07/03
  • 海外と日本のバンドの「ドラムの違い」とは? 元アマチュアドラマー兵庫慎司が考える

    もうすぐフェスのシーズンが始まる。というか、一部ではもう始まっていますね。6月16日現在の段階で、私も既に3つ行きました。JAPAN JAM BEACH、METROCK、TAICO CLUBです。 で。ご存知のように、洋楽アーティスト主体で邦楽アーティストも出るフェスの代表は、フジ・ロック・フェスティバルとサマーソニックであって、よって現場では洋邦両方観て聴くことになるわけだが、そのたびに毎年思い知ることがある。 海外のバンドと日のバンドのライヴ・パフォーマンスにおいて、もっとも違うのはドラムだ、ということだ。 海外のバンドの方が圧倒的にいいのだ。日盤も出ていないようなバンドであっても、作品では打ち込みでライヴでのみ生ドラムを入れているようなバンドであっても、ドラムはすごくよかったりするのだ。会場を歩いていて、遠くのステージから知らない曲のイントロがきこえてきた場合、そのドラムの響きだ

    海外と日本のバンドの「ドラムの違い」とは? 元アマチュアドラマー兵庫慎司が考える
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    yuzuk45 2015/06/17
  • 黒人音楽をめぐるポリティカル・コレクトネスの現在 “ステレオ・タイプな表現”をどう脱するか

    音楽ライターの磯部涼氏と編集者の中矢俊一郎氏が、音楽シーンの“今”について語らう連載「時事オト通信」第4回の前篇。今回は、ラッツ&スターがももいろクローバーZとともに黒人を模して“顔の黒塗り”という表現をしたことにより巻き起こった議論や、韓国のラッパー・Keith Apeが中心となって日韓のラッパーをフィーチャーした楽曲「It G Ma」が世界中で話題となったことを取り上げ、ミュージシャンの表現とポリティカル・コレクトネスの関係について考察を深めた。(編集部) 磯部「ラッツ&スターの件で表面化した問題は、彼らだけのものではない」 中矢:最近、ネットでポリティカル・コレクトネス(差別や偏見を含まない言葉/表現を用いること。以下、PC)に基づいた炎上が盛んに起こっているように思います。ポピュラー音楽をめぐったものに関していうと、例えば、2月、「ニューヨーク・タイムズ」の田淵広子記者がツイッター

    黒人音楽をめぐるポリティカル・コレクトネスの現在 “ステレオ・タイプな表現”をどう脱するか
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    yuzuk45 2015/04/09
  • 再始動するキング・クリムゾン 驚異の初期サウンドは、日本の歌謡界も虜にした

    今回はさきごろ第8期ラインナップでの再始動(なんとメル・コリンズが復帰)を発表したプログレッシブ・ロックの王者キング・クリムゾンをご紹介しましょう。 クリムゾンの中心人物は1946年英国生まれのロバート・フリップ(g)。彼がピーター(b)とマイケル(ds)のジャイルズ兄弟と共に1967年に結成したのがジャイルズ、ジャイルズ&フリップです。ビートルズ的なノヴェルティ・ソングと室内楽的チェンバー・ポップが合体したような音楽性で、アルバム1枚を発表しましたが、大きな反響は得られず。 Giles, Giles & Fripp "Thursday Morning"(1968) ここにフリップの幼なじみのグレッグ・レイク(vo,b)と、イアン・マクドナルド(sax,kbd)、ピート・シンフィールド(作詞、照明)などが加わってクリムゾンの母体ができあがります。1968年末にはフリップ、レイク、マクドナル

    再始動するキング・クリムゾン 驚異の初期サウンドは、日本の歌謡界も虜にした
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    yuzuk45 2013/09/29