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ブックマーク / www.tachibana-akira.com (6)

  • 隣国同士で悪口をぶつけ合うだけの平和な日本は素晴らしい  週刊プレイボーイ連載(132) – 橘玲 公式BLOG

    ヨルダンからレバノンの首都ベイルートに向かう前日、ホテルの部屋で荷物をまとめていると、テレビのニュースに爆発で崩れかけたビルが映し出されました。昨年12月27日に起きた爆弾テロで、反シリア派のレバノン元財務相を含む5人が死亡、70人以上が負傷しました。現場はベイルートの中心部、これからまさに行こうとしている場所です。 ベイルートでは昨年5月に南郊外の住宅地にロケット弾2発が射ち込まれ、7月に駐車場の車が爆発して50人以上が負傷し、8月にはやはり車爆弾で14人が死亡、212人が負傷しました。さらに11月にはイラン大使館前の路上で連続爆弾テロが起き、大使館職員を含む23人が死亡、140人以上が負傷しています。 ただし一連の爆弾テロは、これまでベイルートの南郊外で起きていました。それが今回は行政機関が集中し観光地としても知られる中心部――東京でいえば銀座や丸の内――が標的になったのです。 私はた

    隣国同士で悪口をぶつけ合うだけの平和な日本は素晴らしい  週刊プレイボーイ連載(132) – 橘玲 公式BLOG
    yygattya
    yygattya 2014/02/04
    楽観視。
  • 靖国問題と歴史のねじれ  週刊プレイボーイ連載(131) – 橘玲 公式BLOG

    安倍首相が昨年末に靖国神社を参拝したことに中国韓国が激しく反発しています。靖国をめぐる問題はなぜこれほどまでにこじれるのでしょうか。 安倍首相は靖国に参拝する理由を、「戦場で散っていった方々のために冥福を祈り、手を合わす。世界共通のリーダーの姿勢だろう」と説明しています。アメリカのアーリントン墓地をはじめとして、どの国も戦場で生命を落とした兵士を手厚く弔っていますから、これは安倍首相のいうとおりです。しかしここでは、重大な問題が素通りされています。 靖国神社は明治維新の翌年に戊辰戦争の官軍の犠牲者を弔う「東京招魂社」として建立され、その後、明治天皇によって「靖国」と改称されました。戦前の軍隊は「皇軍」で、兵士は天皇の名のもとに戦って散っていったのですから、その魂を鎮める祭司は天皇以外にありえません。その出自から明らかなように、靖国神社は天皇の神社だったのです(実際は陸軍省と海軍省の共同管

    靖国問題と歴史のねじれ  週刊プレイボーイ連載(131) – 橘玲 公式BLOG
    yygattya
    yygattya 2014/01/27
    わかりやすい靖国問題。
  • そもそもメニューを信じる方がおかしい 週刊プレイボーイ連載(123) – 橘玲 公式BLOG

    材偽装問題で阪急阪神ホテルズの社長が辞任を表明しました。当初は勘違いによる誤表示と説明していたものの、再調査によって従業員が虚偽表示と認識していたケースが見つかったのが理由です。 トビコ(トビオウの卵)をレッドキャビア(マスの卵)、体長200ミリを超えるバナメイエビを150ミリほどの芝エビと表示するなど、当初から「プロの料理人が間違えるはずはない」との疑問の声が出ていました。ホテル側の再調査は、材の偽装表示が確信犯であったことを示しています。 この問題を受けて、ホテル側はメニューを正しい表示に変更しました。「鮮魚と六甲山ホテル自家製菜園野菜の天婦羅」が「海の幸と季節の野菜の天婦羅」に変わり、レトワール風オードブル ホテル菜園の無農薬サラダを添えて」がたんなる「レトワール風オードブル」になったのは、一部の魚が冷凍もので、菜園の野菜だけでは間に合わないときに市販のものを使用していたからだそ

    yygattya
    yygattya 2013/11/18
  • 遺伝と環境から「幸福」を考えるということ 【書評】『遺伝マインド』 – 橘玲 公式BLOG

    『遺伝マインド』は、日における行動遺伝学の第一人者である安藤寿康氏が、「遺伝子」についての正しい理解の重要性を初心者にもわかりやすく書いただ。 「遺伝マインド」とは、「人間の心や行動、そして社会の成り立ちや人間と自然の関係について考えるとき、そこにつねに遺伝の影響があることをふまえて考えようとする姿勢や態度のこと」だ。ここで述べられているのは人間観や社会観(世界観)のコペルニクス的転換で、今日、遺伝の影響を無視して哲学や道徳、人間や社会について語ることはできない。 安藤氏によると、「遺伝マインド」は次の3点にまとめられる。 遺伝現象は個々の「遺伝子」の単独プレイによるのではなく、多数の「遺伝子たち」の協同プレイによる現象である。 遺伝現象は環境を介してあぶり出されてくる。 社会は多様な遺伝子たちによってつくられている。 これらは、すこし考えてみれば当たり前のことばかりだ。 「エーススト

    遺伝と環境から「幸福」を考えるということ 【書評】『遺伝マインド』 – 橘玲 公式BLOG
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    yygattya 2012/12/07
  • なんだ、“食糧危機”はウソだったのか【書評】 – 橘玲 公式BLOG

    すこし前のだが、川島博之氏の『「作りすぎ」が日の農業をダメにする』を紹介したい。 川島氏はシステム分析の専門家で、糧問題やエネルギー問題など、利害関係者の思惑によって議論が錯綜するやっかいな問題について、マクロのデータを冷静に分析したうえで現状を把握し、未来を予測することの重要性を強調する。書は、『「糧危機」をあおってはいけない』や『「料自給率」の罠』とともに、”糧自給率”や“糧安全保障”といった言葉に踊らされる日国内の議論がいかに不毛なのかを、国連糧農業機関(FAO)や国連人口局、世界銀行などの公開データを基に徹底的に暴いていく。 1950年に25億人だった世界の人口はその後爆発的に増加し、2011年には70億人に増えた。それと同時に、農業における科学技術革命によって1950年頃から米や小麦、トウモロコシなど穀類の単収が急増し、豚肉、鶏肉など肉の生産量も大幅に伸びて

    なんだ、“食糧危機”はウソだったのか【書評】 – 橘玲 公式BLOG
    yygattya
    yygattya 2012/11/24
  • 第20回 厳寒の夜 自販機になぜ並ぶ (橘玲の世界は損得勘定) – 橘玲 公式BLOG

    その不思議な自販機に気づいたのは、何年か前の冬のことだった。その頃はちょっと忙しくて、仕事場を出て自宅に歩いて戻るのは毎夜、日付が変わってからだった。 いまにも雪が降り出しそうな寒い夜に、若い男性がその自販機でコーヒーを買っていた。次の夜は、カップルが自販機の前でなにを飲もうか相談していた。そのときまではとくに変わったことには気づかなかったが、翌日は鈍感な私でもさすがになにかが変だと思った。 深夜1時過ぎに、自転車に乗った男性が、自販機の前でポケットから財布を出していた。そこに丹前を羽織った若者がやってきて、足踏みしながら順番を待っていたのだ。 私はたまたまその若者と帰る方向が同じになったのだが、学生寮らしきアパートに戻るまでに自販機が2カ所あった。彼はなぜ、こんな寒いなか、わざわざ遠くの自販機まで飲み物を買いにいったのだろう。 最初は、缶コーヒーの味に好みがあるのだろうと思った。だがそれ

    第20回 厳寒の夜 自販機になぜ並ぶ (橘玲の世界は損得勘定) – 橘玲 公式BLOG
    yygattya
    yygattya 2012/10/01
    ヒトの脳は視覚を自動補正する機能を持っていて、ほとんどの消費者はわずかな画面の質にこだわったりはしない。匠の技に追加料金を払う消費者はどこにもいなかった
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