シアトル発--たとえば、イラク戦争で手が不自由になるなど障害を負って帰還した多くの退役軍人にとって、コンピュータで何かするということは絶望的な作業である。 しかし、ワシントン大学(University of Washington)の電気工学、言語学、コンピュータ科学の各学科で進行中の研究プロジェクトが、こうした障害のある退役軍人や手の不自由な人のための、最新のツールとなる可能性がある。 「Vocal Joystick」として知られるこのプロジェクトは、音声だけでコンピュータのカーソルを動作可能にすることを目的としている。 ワシントン大学大学院生のJon Malkinさんが米国時間8月23日、当地で開催のGnomedexカンファレンスで講演し、音声認識技術の応用事例としてVocal Joystickを説明した。 Vocal Joystickは、使用者がソフトウェアに自分の音声を認識させること
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