時は西暦2011年、日本という国家は解体の危機に瀕していた。渋谷における集団妄想および連続殺人事件、秋葉原におけるタイムマシンの出現を皮切りに、科学ともオカルトともつかぬ数々の事件がこの国を襲い、ついに混乱に陥った各都市各地域住民は互いに独立を求める闘争状態に陥ることとなった。この先陣を切ったのは筑波大学(現在では筑波革命独立共闘会議と呼ばれる)をその地に据え学園都市として名を知られていたつくば市。ご存知のとおりつくば駅からほど近いつくばエキスポセンターには純国産ロケットであるH-IIロケットの実物大模型が起立しており、事故調査委員会の発表を信じるならば、これが地球外生命体を呼び寄せる役割を果たしたとのことだ。この事件により宇宙からのオーバーテクノロジーを手にした筑波大学の学生たちがその科学・技術力で独立を勝ち取った様子はテレビ、新聞、インターネット等を通じて、日本全国、そして世界全土にま