最近、小説を読むとき、興味が、る物は、詠めるが、小説の主人公が、苦境に立ち、立ち直れないものは、読めなくなった。 現在「熱源」挫折中である。 人生、時には、小説より、厳しい場面がある。 「穏やかに生きたい。」と思うようになった。 何気なくなく、この小説を手にした。 テレビドラマで、見たり、見なかったりしている。 筋は、はっきり覚えてはいない。 詠み始めて、止まらなくなった。 明治時代の家父長時代の新潟県の酒造家の一家の物語である。 嫁取りの話から始まって、妊娠はするが、流産を繰り返し、9人目に生まれた娘、烈。 網膜色素症で失明する。 娘の失明からの回復を祈って、巡礼に出た、烈の母の死。 烈の世話をしている烈の母の妹、佐穂と再婚すると思われたのに、烈の父親は、若い芸妓せきと結婚してしまう。 その後、せきとの間に生まれた弟の死。 酒蔵は、腐酒を出してしまう。 酒蔵を閉じようとする父親に、「自分
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