キャノン、リコー、ゼロックスといった複写機業界が、 苦境に立たされています。 リコーが社員6%を削減するリストラ、 キャノンでは御手洗会長が社長に戻るなど、 大きく経営の抜本的改革が始まっています。 省エネ、CO2削減、節電と、 電力も紙も大量に消費する、 社内文書の削減により、 複写機のビジネスモデルが大きく揺らいでいるからです。 タブレット等のドキュメント表示デバイスの出現も大きいと思います。 ソフトバンクは、iPadの宣伝も兼ねて、 社内の紙文書を完全に撤廃する、 と宣言しました。 この流れがすべての企業や官公庁に及ぶわけではありませんが、 複写機やプリンターによる紙の使用量が増えることはありません。 つまり、国内市場は成長せず、 縮小均衡を続けるわけです。 でも、この問題は、 1985年代頃から言われ続けてきた問題で、 「いつかオフィスから紙はなくなる」 「いや、紙は、永遠になくな
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