兵庫県芦屋市は、関西の高級住宅街として名高い街で、関西で暮らされている方に限らず憧れている人も多いのではないでしょうか?芦屋市は「国際文化住宅都市」を目指し、美しい景観を保つための施策を立てています。2016年には屋上を利用した広告やアドバルーン、ネオンサインを禁止する「芦屋市広告物条例」が施行され、「日本一厳しい屋外広告条例」としてニュースにもなりました。そんな芦屋市のなかでも特に高級といわれ、知る人ぞ知る住宅街が「六麓荘町(ろくろくそうちょう)」です。 ■ 1区画400㎡以上、戸建のみ。独自の建築基準で、景観と暮らしを守り育む 芦屋駅から北へ歩くこと約30分。六麓荘町へ足を踏み入れると、道路から信号や電柱がなくなります。景観を遮る高い建物はなく、広大な土地に広々と空間を使った邸宅と庭の緑に目を奪われます。見かける建物は、すべて戸建の住宅。マンションの類はなく、商業施設にいたってはコンビ