トップ > 社会 > 速報ニュース一覧 > 記事 【社会】 「学校で石綿吸い病死」 愛知淑徳教諭の妻、労災認定求め提訴 2011年9月15日 01時52分 愛知淑徳学園(名古屋市千種区)の教諭だった愛知県日進市、宇田川暁さん=当時(64)=が胸膜中皮腫と肺がんで死亡したのは学校での石綿被害が原因として、妻かほるさん(64)が国に労災認定を求めて名古屋地裁に提訴した。 支援団体「中皮腫・じん肺・アスベストセンター」(東京)によると、小中高校の教員で石綿被害による労災が認められたのは滋賀県東近江市の中学教諭の1件しかなく、認定を求める提訴は全国で初めて。 訴状によると、暁さんは同学園の中学、高校で通算34年間勤務。肺がん手術で中皮腫の発症も分かり、定年直前の2001年11月に死亡した。 当時の校舎は音響調整室などに石綿が使われ、暁さんは放送部などの顧問として出入りし、増改築工事で飛散した粉じん