損傷の主な原因 スポーツなどでひざをひねった際に損傷する外傷性のものと、外傷を伴わない非外傷性のものとがあります。 非外傷性のものでは、加齢に伴う変性断裂が最も多くみられます。40歳を超えると半月板に含まれる水分量が減少し、クッションとしての性能が急激に落ちます。その結果、わずかな衝撃でも損傷を受けやすくなるので要注意です。このほか、生まれつき半月板が大きいことが原因で発症する円板状半月などがあります。 損傷時の症状 主な症状としては以下のものがあります。 ・痛み(主にひざの内側や外側が痛みます) ・腫れ ・クリック音(パキパキ音がする) ・引っかかり感 ・正座やあぐらが困難 ・ひざをまっすぐ伸ばせない ・ひざくずれ 半月板損傷の治療 治療法には保存療法と手術療法があります。 保存療法 ロッキング(ひざが固まって動かなくなる症状)がなく症状が痛みだけの場合は、3カ月程度を目安に保存療法を行