おれはスマートフォン向けにも開発中の新作ゲームがあると聞いてグラビティゲームアライズ株式会社に取材に来たと思ったら、コンシューマーのみになっていた……。
やっと、ゲームが終わってくれた。 エンディングに到達してやってきたのは、達成感でも感動でもなく、安堵だった。 第二次世界大戦中、ナチスが掲げた人種差別の方針のもとでユダヤ人が迫害・虐殺された歴史は日本でもよく知られている。私自身、課題図書で『アンネの日記』手に取り、つらさを噛みしめつつ読んだ経験は今でも思い出せる。 だが、それと対極に位置する“ドイツ民族を増やす”政策があり、これが悲惨な結果をもたらしたことはあまり知られていない。 『マイ・チャイルド・レーベンスボルン』は、その政策がもたらした悲劇を描き、プレイヤーに強烈に伝えるゲームだ。 タイトルにもある“Lebensborn(レーベンスボルン)”は、ナチスが優勢人種として定めたドイツ民族(※ここでいうドイツ民族とは、現在のドイツ人ではなくナチスが定めたもの)を増やすために作られた福祉施設である。 ナチスが推奨する人種の出産を奨励し、レー
1年ぶりとなります。ソーシャルゲーム開発者のアルベルトです。 前回に記事を書いてから、運良く幸せな方向で忙しくなることができまして、年末になってようやく休めたので筆を執りました。 前回から間が開きすぎてしまったので、1回話題をリセットしまして、儲からないソーシャルゲームの一生について書いて見たいと思います。 「累計100万DL突破!」 「あのゲームの月商は○億円!」 などなど、ソーシャルゲームの世界は景気が良く、とても儲かっているイメージがあると思います。 そんなイメージ通りの会社があるのは紛れもない事実です。 しかし、世に存在するソーシャルゲームの大半はイメージ通りではなく、死ぬか生きるかの瀬戸際にあることをご存じでしょうか。 今回は、多数派の儲からないゲームの一生を順を追って説明したいと思います。光あれば闇もあるのを知っていただければ幸いです。 今回の記事では、前提条件は下記のようにし
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