日本ワインの可能性《中編》 世界が気づき始めた実力──日本人が“逆輸入”された魅力を再認識する時代へ 食 旅 旅と暮らし 国際交流 2025.05.06 世界が日本ワインの存在に気づき、その実力に舌を巻く場面が増えている。2025年2月9日、フランス・ブルゴーニュの会場に日本から139銘柄600本を集めて開催された試飲会は、まさにそのようなシーンが展開される“ホットスポット”だった。日本ワインのブレークという「現象」は海外で起こり、日本で暮らすわれわれが知らぬ間に加熱している。そして、その「現象」は日本ワインの在り方に確かな影響を与えている。 ブルゴーニュで高まる日本ワインの注目度 日本ワインの試飲会「サロン・デ・ヴァン・ジャポネ」(以下「SVJ」)が行われたのは、フランス有数の銘醸地ブルゴーニュの中心都市ボーヌの古い教会でのこと。2023年の初回に続き今回が2回目の開催だった。実行委員長
