タグ

ブックマーク / www.webchikuma.jp (5)

  • 〈1〉富野少年はいかにしてアニメーション監督になったか――富野由悠季概論|富野由悠季論|藤津 亮太|webちくま

    富野由悠季とはどんなアニメーション監督か。「演出の技」と「戯作者としての姿勢」の二つの切り口から迫る徹底評論! 書籍化にさきがけて論の一部を連載します。 今回からはシリーズ「富野由悠季概論」。富野由悠季監督の経歴を時代背景とともに振り返り、アニメーション監督として果たした役割に迫ります。 (バナーデザイン:山田和寛(nipponia)) 宇宙との出会い 現在、アニメーション監督という存在が広く当たり前の存在として世間に認知されている。しかし、このような認知を得るまでには、それなりの長い時間が必要であった。そしてその中で大きな働きを果たしたひとりが、富野由悠季監督である。 富野の経歴を簡単に振り返ってみよう。 アニメーション監督・富野由悠季は1941年11月5日、三人兄弟の長男として神奈川県小田原市に生まれた。名は富野喜幸。富野家は代々「喜」の漢字を継いでおり、喜幸の「喜」の字もそこに由

    〈1〉富野少年はいかにしてアニメーション監督になったか――富野由悠季概論|富野由悠季論|藤津 亮太|webちくま
    zakkicho
    zakkicho 2024/06/08
  • 序 「アニメーション監督」としての富野由悠季を語りたい|富野由悠季論|藤津 亮太|webちくま

    機動戦士ガンダム、伝説巨神イデオン、Gのレコンギスタ……。数々の作品を手がけて熱狂的ファンを生み出してやまない富野由悠季とはどんなアニメーション監督か。「演出の技」と「戯作者としての姿勢」の二つの切り口から迫る徹底評論! 書籍化にさきがけて、論の一部を連載します。  (バナーデザイン:山田和寛(nipponia)) アニメーション監督として語るための2つの切り口 アニメーション監督・富野由悠季について考えたい。ここで重要なのは、この言葉で比重がかかっているのは「アニメーション監督」のほうで、決して「富野由悠季」個人のほうではない、ということだ。富野由悠季という「アニメーション監督」は、その存在感の大きさに比して、十分に語られないうちに長い時間が経ってしまった。 富野は、TVや新聞雑誌などマスメディアに登場することが多いアニメーション監督だ。人気者といってもいいだろう。書籍に関しても、批評

    序 「アニメーション監督」としての富野由悠季を語りたい|富野由悠季論|藤津 亮太|webちくま
    zakkicho
    zakkicho 2024/04/19
  • 「ていねいな暮らし」の戦時下起源と「女文字」の男たち|「ていねいな暮らし」の戦時下起源と「女文字」の男たち|大塚 英志|webちくま(1/4)

    5月4日、厚生労働省が新型コロナウィルスを想定した「新しい生活様式」を公表しました。感染対策のために、「手洗いや消毒」「咳エチケットの徹底」といった対策を日常生活に取り入れることだけでなく、会話や事、働き方など様々な領域における行動について指針を示しています。 この「新しい生活様式」という言葉から、戦時下に提唱された「新生活体制」を想起するという大塚英志さんに、エッセイを寄せていただきました。 テレビの向こう側で滔々と説かれるコロナ下の「新しい生活様式」なる語の響きにどうにも不快な既視感がある。それは政治が人々の生活や日常という私権に介入することの不快さだけではない。近衛新体制で提唱された「新生活体制」を想起させるからだ。 かつて日が戦時下、近衛文麿が大政翼賛会を組織し、第二次近衛内閣で「新体制運動」を開始。その「新体制」は、経済、産業のみならず、教育文化、そして何より「日常」に及ん

    「ていねいな暮らし」の戦時下起源と「女文字」の男たち|「ていねいな暮らし」の戦時下起源と「女文字」の男たち|大塚 英志|webちくま(1/4)
  • 【第86回】彼女たちが「フェミニスト」を名乗るまで|世の中ラボ|斎藤 美奈子|webちくま

    ただいま話題のあのニュースや流行の出来事を、毎月3冊の関連を選んで論じます。書評として読んでもよし、時評として読んでもよし。「を読まないと分からないことがある」ことがよく分かる、目から鱗がはらはら落ちます。PR誌「ちくま」2017年6月号より転載。 いまさらながらだが、二〇〇〇年代初頭(〇〇年~〇五年ごろ)のフェミニズムに対する右派のバックラッシュはひどかったなと思う。またの名を「ジェンダーフリー・バッシング」。 「過激な性教育をしている」「ジェンダーフリー教育は性差を否定している」。そんな言説が「正論」などの保守系メディアを中心に広がり、当時の自民党には安倍晋三を座長とする「過激な性教育・ジェンダーフリー教育実態調査プロジェクトチーム」なるチームまでできたほどだった。いま思えば、あれは日会議などの右派勢力が仕組んだものだったと気付くのだが、ともあれそれでフェミニズムが手痛いダメージ

    【第86回】彼女たちが「フェミニスト」を名乗るまで|世の中ラボ|斎藤 美奈子|webちくま
    zakkicho
    zakkicho 2017/06/19
  • 第14 回ストーリーは情報を知るためだけでなく、体験するためにもある。|人生につける薬|千野 帽子|webちくま

    平衡状態に着地しようとする この連載の第7回、第12回で述べたように、人間にはストーリー的な解釈によって非常時(世界のバランスが崩れた状態)を切り抜け、なんらかの平衡状態に着地しようとする傾向(感情のホメオスタシス)が見られます。 終着点となる平衡状態は、それ以上ストーリーとして新しい展開(できごと)をつけ加える必要がないと感じられる状態です。それは失われた平常を取り戻すことでもいいし、また不意な状況の解消とか、新たなライフステージへの移行、といったものでもかまいません。 ヤーコプ・グリムとヴィルヘルム・グリムの兄弟が編んだ『子どもと家庭のための童話集』(初版1812-1815)のどの版でも「蛙の王さまあるいは鉄のハインリヒ」というお話が冒頭(通し番号でKHM1)に置かれています(副題の「鉄のハインリヒ」は王さまの忠義な家来の名前)。 蛙は王さまが魔法で変えられた仮の姿で、最後には王女の

    第14 回ストーリーは情報を知るためだけでなく、体験するためにもある。|人生につける薬|千野 帽子|webちくま
    zakkicho
    zakkicho 2016/10/29
  • 1