投資金返還の手数料名目や融資の保証金名目で現金を振り込ませてだまし取ったとして、神奈川や千葉など16道府県警は31日、詐欺容疑で、住所不定の無職、宮本慎也容疑者(30)と神奈川県厚木市妻田北の無職、大城男(だん)容疑者(28)ら20代と30代中心のグループメンバーの15人を逮捕した。神奈川県警によると、大半は容疑を否認している。 県警によると、融資保証金名目での被害は平成22年7月から23年9月にかけ、全国42都道府県で171件が確認され、被害総額は約2億6700万円に上る。投資金返還名目の手口の被害などグループの犯行の全容解明を進める。 県警の調べによると、宮本容疑者らは平成23年12月、京都市の無職の80代女性が投資する企業の社員を装って電話し、「投資金の返還に手数料が発生する」などと虚偽の説明をして現金160万円をだまし取った疑いが持たれている。 また、大城容疑者らは同年6月、金融業