メイドインジャパン復活はあるか!? 電機メーカーが抱える問題点とその打開策を「Amaz研究所」雨堤徹氏に聞いた 1月26日から3週連続にわたって放映されたNHKのテレビ60年記念ドラマ「メイドインジャパン」では、リストラされて中国に渡った日本の技術者が現地で最新の電気自動車(EV)向けリチウムイオン電池の開発に取り組み、古巣との競争に挑む姿が描かれていた。 このリチウムイオン電池は、1990年代に実用化され、日本の電機メーカーの「お家芸」のひとつとされてきた。そしてパソコンや携帯電話向けなどで圧倒的な存在感を示してきたが、現状では民生品向けでは韓国企業にコストと品質の両面でキャッチアップされている。 携帯電話やパソコン向けリチウムイオン電池で圧倒的なシェアを誇ってきたのが、三洋電機だ。パナソニックが8,000億円近い巨額の投資を行って三洋電機を買収、完全子会社化した目的のひとつが、このリチ