JR西日本は18日、3月14日に長野―金沢間が開業した北陸新幹線の3カ月間の利用状況を発表した。6月15日までの利用者数は、上越妙高(新潟)―糸魚川(同)間で、のべ246万人に達した。 JR西日本は、上越妙高より西側で運行しているため、この区間で利用者数を数えている。昨年同期の在来線特急の利用者数と比べると、3・25倍に増えた。4月は3・21倍、5月は3・46倍で、6月は3・60倍だった。3カ月間の平均乗車率は48%だった。 真鍋精志社長は18日の会見で「土日の観光目的が中心だが、平日のビジネス利用も少しずつ増えている」と述べた。 また、真鍋社長は、北陸新幹線の利用客が「金沢から広域に動くのを促進したい」とも発言。「能登や福井、高山、五箇山や白川郷ルートにもう少し力を入れたい」と強調した。今後、JR東日本やJR東海と協力し、外国人観光客などの利用者数を増やしたいとの意向も示した。(藤森かも
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