2018年9月25日のブックマーク (1件)

  • 終わりなき「自分磨き」は、現代の奴隷労働にほかならない(栗原 康) | 現代新書 | 講談社(3/3)

    勝ち組」だって転落する 僕は79年生まれで、就職氷河期に大学生だったため、2000年代前半の小泉政権期。自己責任論が大手を振るっていた時代を目の当たりにしています。当時の就活は、外資の証券か銀行、国内なら大手の証券か都市銀行、ないしは大メーカーでないと「負け組」という感じでした。 でも、今見ると「勝ち組」にいった人でも、うまくいっていない人がとても多い。例えば、ある外資系IT企業に就職した同期は、海外とのやり取りのために生活リズムが崩れ、体を悪くしたところ、「業績が上がらなくなったから」とクビを告げられ、荷物をまとめられ、警備員に連れられる同僚を目にしていました。 その友だちが飲み会で大荒れしていることもありました。気づいたらかれは会社を辞めて、インドで放浪の旅をしていました。でもインドの先端IT企業で働き始めたらうまくいって、その後はゆるりと働いています。 考えてみれば、僕は学生時代、

    終わりなき「自分磨き」は、現代の奴隷労働にほかならない(栗原 康) | 現代新書 | 講談社(3/3)