ブックマーク / www.nippon.com (6)

  • 『BRUTUS』台湾特集表紙問題:台湾人が不満を感じた理由 | nippon.com

    7月15日に発売された日の雑誌、『BRUTUS(ブルータス)』台湾特集号の「表紙」が台湾メディア上で「炎上」と言っていいほど大きな話題になった。 この騒動の前提として、『BRUTUS』はすでに流行に敏感な台湾の人たちから格別な支持を受けていたことがある。台湾の書店やカフェ、クリエイターの手元には必ずと言っていいほど置いてあるこの雑誌は、若い世代の台湾カルチャー、つまり日や米国・欧州の文化を吸収しながら「台湾文化とは何か」を考えつつけん引してきた世代にとって、なくてはならない雑誌で、だからこそこれだけ注目が集まったと言えよう。 「街の表情」を巡り賛否両論表紙は台南の有名な美街である「国華街(グオホアジエ)」の路上写真。 これまでの日の雑誌の台湾特集では、あくまでも主役は「べ物」や「街の雑踏の中にいる人物」だったが、今回の主役は「街の表情」そのものである。 台湾で論争の発端となった意

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  • イグノーベル賞を日本人が10年連続で受賞—そのカギは80年前にあり?

    世の中を笑わせ、考えさせる研究に贈られるイグノーベル賞。日は常連受賞国で、2007年から10年連続で受賞している。無意味に思える研究でもその後の大発見につながる可能性があるなど、科学研究の発想の自由さと日人研究者の関係について考察する。 迷路を解く粘菌 「バナナの皮を踏んだら当にすべるのか?」 「牛のフンからバニラの香り成分を抽出!」 イグノーベル賞はそんな愉快な研究に贈られる賞だ。ノーベル賞のパロディとして1991年に米国の出版社が設立して以来、「人々を笑わせ、考えさせる」ことを審査基準として毎年10件の研究に対して贈られてきた。 実は、これまでの26回の歴史の中で、日人が受賞していない年は7回しかない。とくに、2007年から16年までは10年連続で受賞。日はイグノーベル賞常連国なのだ。冒頭で紹介した2つの研究も、日人研究者が受賞したテーマである。その斬新な発想はどこから生ま

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  • 「国際的な写真展が求められるカメラ大国・日本」写真家ルシール・レイボーズ

    の写真家の評価は低すぎる―そんな状況を打破しようとフランスの女性写真家が「KYOTOGRAPHIE国際写真フェスティバル」を昨年立ち上げた。京都市内で開催された第2回目も観客であふれた。 ルシール・レイボーズ Lucille REYBOZ 1973年仏リヨン生まれ。幼少期をマリ共和国バマコで過ごす。ポートレート写真を得意とし、雑誌、CDジャケットなど様々な分野で活動。2007年より東京在住。2011年に京都に居を移し、2013年、仲西祐介とともに国際写真フェスティバルKYOTOGRAPHIEを企画、開催。個展として「Source」Phillips de Pury, NY (2007)、「Belles de Bamako」シャネルネクサスホール、銀座(2011) など。現在、京都在住。 日の“原始的な信仰”に驚き ——第2回「KYOTOGRAPHIE国際写真フェスティバル」(4月19日

    「国際的な写真展が求められるカメラ大国・日本」写真家ルシール・レイボーズ
  • 【Photos】出雲大社--神々と出会う場所

    出雲は、日の国づくりが始まったとされる古事記の時代から、日人にとって“聖地”であり続けている。なぜ、八百万(やおよろず)の神はこの地を選んだのだろうか。中野晴生が切り取った写真からその答えが見えてくる。 「日の尊称は『神国』、その中心で最も清浄の地は出雲である」 1890年に来日したギリシャ生まれのイギリス人、ラフカディオ・ハーンは『日瞥見記(べっけんき)』の中でそう記した。彼は、「出雲大社」の近くに居を構え、この土地を「神々とともに生きる人々が暮らす処」と言い表し、後に日に帰化して小泉八雲と名乗った。日の伝統文化をこよなく愛し、数々の著書を残している。 私自身も、幾度となく出雲大社を訪ねてきたが、出雲大社を包む清々しい大気の中に、いつも特別な“気配”を感じる。朝、昼、夜、そして春夏秋冬。撮影を重ねるたびに風景は変化するが、そうした自然の姿に偉大なる生命「神」を見出しているのか

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  • 世界は第二の村上春樹を待っている―翻訳家・柴田元幸インタビュー

    東京国際文芸フェスティバルには、作家や編集者、翻訳家など文学を取り巻く様々な関係者が集まった。フェスティバルの諮問委員の一人である翻訳家の柴田元幸さんに、日文学の“越境”の可能性について聞いた。 柴田 元幸 SHIBATA Motoyuki 1954年東京生まれ。アメリカ文学研究者、翻訳者、東京大学文学部教授。ポール・オースター、スティーブン・ミルハウザー、スチュアート・ダイベック、レベッカ・ブラウンなど、現代アメリカ小説の名訳で知られる。東京国際文芸フェスティバルの諮問委員を務める。著書に『猿を探しに』、『柴田元幸と9人の作家たち  ナイン・インタビューズ』、『アメリカン・ナルシス』、訳書にオースター『偶然の音楽』、ミルハウザー『マーティン・ドレスラーの夢』、ダイベック『シカゴ育ち』、村上春樹氏との共著に『翻訳夜話』など。 TOKYOが世界文学と出会った3日間——海外からはノーベル文学

    世界は第二の村上春樹を待っている―翻訳家・柴田元幸インタビュー
  • 日本のエネルギー資源調達はどうあるべきか

    シェール革命が世界のエネルギー地図を塗り替えようとしている。一方、日政府は、今後のエネルギー政策について、脱原発、再生可能エネルギーの拡大を掲げている。しかし、これらの目標の実現に不可欠な原油、LNG(液化天然ガス)、石炭など化石燃料の安定調達をどう図るかについての認識が薄く、資源調達に向けた戦略性にも乏しい。 米国産だけで全世界ガス需要の60年分 シェール革命の「シェール」とは、地中深くにある固くて剥がれやすい頁岩(けつがん、シェール)に含まれる天然ガスとオイルを指す。1970年代のオイルショック時からその存在は知られていたが、当時は原油価格が1バレル=200ドル以上にならなければ開発が難しいと言われていた。しかし、今世紀に入り、チェサピークやアナダルコなどの米国の中堅石油企業が低コストでの開発を可能にした。2006年より格的な商業生産が始まり、シェールガスの生産コストが急速に低下。

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