パナソニック製のノートパソコンから発火する事故が2016~18年に国内外で計12件起きたことがわかった。同社が28日発表した。米国では1人が手や足にやけどを負った。バッテリーの劣化が主な原因といい、同社はバッテリー約116万8千個をリコール(無償修理)する。 リコール対象は2011年から18年3月にかけて製造されたパソコンで、機種は「レッツノート」のCF―SX、CF―NX、CF―S10、CF―N10、CF―AXの各シリーズ、「タフブック」のCF―C2。交換ではなく、バッテリーの状態に応じて充電量を制御するプログラムを5月末から無償配布する。5月末までは、充電量を80%に抑えるモードの設定を勧めている。 パナソニックによると、13~17年にも計51件の発火事故が発生したのを受けて、ノートパソコンのバッテリー計47万7千個をリコールしていた。だが、対象外の製品でも事故が起きた。問い合わせはフリ