新型コロナウイルスの感染拡大をめぐり、ネット上でその致死率や治療法、中国人観光客をめぐる情報など、悪質なデマから真偽不明な「善意の情報」までが多く拡散している。 Twitterに端を発しているものや、YouTubeやTiktokで広がりを見せているもの、LINEのオープンチャットで共有されているものなど、そうした情報は世界中で枚挙に遑がない。中には過度に不安を煽るものや、差別や憎悪を煽るものもある。 そんな中、新型コロナウイルスを「正しく怖がる」ために、ネット上に広がる誤った情報などをまとめた特設サイトを2月3日、NPO法人「ファクトチェック・イニシアティブ」(FIJ)が公開した。 「いま、新型コロナウイルスの問題をめぐって日々膨大な情報が飛び交っています。人々が不安を抱えていることや、問題が国境を超えて、わからないことだらけのため、誤情報も広まりやすい状況にあるといえます。差別が生まれや