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除染の作業員に感謝と激励の言葉をかける候補者=4日、福島県内、上田潤撮影 福島県内では、人通りのない住宅地で街頭演説をする衆院選の候補者がいる。 東京電力福島第一原発事故による警戒区域が8月に解除され、除染作業が続く選挙区。立ち入りは自由だが、宿泊が許されないため、住民の姿はほとんどない。 ある候補者は、政府の事故収束宣言に疑問を抱き、公示前日に立候補を決めた。自身も避難生活を送る。除染作業にあたる人が時折通りかかるだけの住宅地で、選挙カーを降りてマイクを握った。「意味がないのはわかっているが、震災直後から何も変わっていないこの現状を全国に訴えたい」(上田潤) 関連記事「5年は全住民戻らない」明記 福島・大熊町の計画可決(9/21)警戒区域解除、ようやく墓前に 福島・楢葉町(8/14)福島・楢葉町、8月10日に警戒区域解除(7/31)避難年数に応じ年16%増で土地賠償 福島県に政府案
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