2025年、「団塊の世代」が75歳以上の後期高齢者となり、日本がさらに超高齢化社会となるとされ、「2025年問題」と騒がれています。良くも悪くも存在感を発揮してきた団塊の世代ですが、その子ども世代である「団塊ジュニア」は、ボリュームは多いわりに話題に上ることは少なく、「忘れられた世代」と称されることも。しかし彼らは今後日本に起こる、さまざまな問題の元凶となる世代でもあるのです。みていきましょう。 50代に達する団塊ジュニア…その影で一度も報われることのなかった非正規社員が 厚生労働省『令和3年簡易生命表』によると、日本人の平均寿命は女性が87.57歳、男性が81.47歳。新型コロナウイルス感染症の影響もあり、東日本大震災が発生した2011年以来、平均寿命は縮みました。とはいえ、日本が長寿国であることは変わらず。そして長寿国であるからこそ、日本の高齢化はさらに加速しているといえるでしょう。